フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

営業力

あるローカル局の営業担当役員の話を聞いた。 「うちの営業はどうしようもない。単発ばかり売ってきて、レギュラーを稼げない。単発ばかりを抱えて忙しい、忙しいと言っている。もっと効率のいい作業をしてもらわないと困るんだ。」 確かにそうですねと同意…

自分で自分の商品を売れるラジオ

自分で自分の商品を売る力のないラジオは淘汰されると昨日書いた。 言い換えれば、自分で自分の商品を売ることができるラジオには可能性があるということだ。 コミュニティFMにもそれは当てはまる。 日々、自分達が作っている番組=商品を売るのは、自分達以…

情報通

ラジオ業界の情報通の方と意見を交わした。 多分、自分で自分の商品(番組)を売る力のないラジオ局は淘汰されるだろうという話になった。 どういうことか。 一言で言うと、代理店がラジオを売らなくなったということなのだ。 例えば、あるクライアントがい…

センセーショナル

ラジオは漢方薬だとよく言う。 すぐには効果が出ることは少ないが、定期的に常用していると少しずつ効果が出てくる。 ついでに胃にもいいし、副作用も少ない。 ラジオはとにかく人にやさしいというイメージがある。 ラジオは無闇に人を煽動したりしない。 都…

瞬発力

クライアントの方と話していると、今メディアに求められているのは「瞬発力」だというのがわかる。 薬的に言うと「飲んだらすぐに効く」というメディアだ。 100万円投資すれば、次の日には200万円の売上があるというように。 インターネットというメディアは…

放送局がやりたい・3

大都市のラジオ局の制作マンがよく思うこと。 自分の作った番組って、結局聞いている人がいるのだろうかという疑問だ。 メールも来るし、ファックスも多い。 1000通までは来ないが、500〜600通はある。 それでも、これは本当にリスナーがいっぱいいるという…

放送局がやりたい・2

「放送局がやりたい人」の悲劇は、「放送局をやってほしい人」がそれほど多くないと言うことではないだろうか。 需要がないのに、供給ばかりが増える悲劇だ。 多分、「放送局をやる」ことによって、何らかの優越的な位置に立てるという想いがあるのだろう。 …

放送局がやりたい

「放送局を作りたい、何が何でもやりたい。」と言って、相談を持ちかけてこられる方々はまだまだ多い。 役所には顔がきく、地元の商工会議所も協力は得られる、何なら国会議員の先生とも話ができる、だからコミュニティFMを作る環境は整っているはず、などと…

どんだけー!

TBSのアクセスを聞いていると、「おかげさまで今回もアクセスは聴取率1位!、何と高年齢層でもNHKの深夜便を抜きました!」と強調していた。 「TBSラジオ37期連続トップ達成・4冠基調不変 」などと、業界紙にも書いてある。 ただ、同時に他局も我こそ…

粗利80%

ラジオ業界は絶望的だ、今日会った放送局の経理担当役員はずっと現状をぼやいておられた。 何がそんなに悪いと思うのですかと聞く私に、今までのラジオ局の売上はほとんどが電波料だった、電波料はすなわちほとんど利益だったのに、最近その電波料という収入…

フィギュア

私の友人がヤフーショッピングでフィギュアサイトを経営している。 鉄人28号とかスーパーマリオとかバットマンとかルーニー・チューンズとか。 私はあまりフィギュアの趣味はないが、彼がライセンスをとって作ったという「ゲゲゲの鬼太郎」とかはタイムリー…

昨日の補足

昨日の最後にも書いていますが、スポンサーを番組につけるというのはそれほど簡単ではありません。 全く相手にされないことも多いですし、クライアントの好みを押し付けられて、面白くもない番組をやらされたことも多々あります。 よく、ラジオ番組を作るの…

スポンサーのつく番組・5

私がスポンサーを巻き込んで始めた番組のことを一つ例にあげよう。 元々は代理店の媒体担当から、FMで番組やりたがっているクライアントの宣伝担当がいるよと知らされたことから始まる。 ナショナル・クライアントだから宣伝担当は何人もおられたのだが、…

供給過剰

久しぶりに、仲間の映画プロデューサーと会い、先ほどまで新宿で飲んでいた。 おかげで頭があまり働かない。 私は、昨今映画製作者をとりまく環境はだいぶ良くなっているだろうと思っていたのだが、彼によればそれゆえに供給過剰になっているという。 映画と…

スポンサーのつく番組・4

「こういう商品だったら、だれそれが買いますよ。」という表現を、私はどれだけ営業時代に使ったかなと考えてみた。 私の4年間の営業時代に売ったレギュラー番組は7〜8ぐらいだろうか。(帯番組2含む) スポンサーの宣伝担当と仲良くなって、遊び感覚で作…

スポンサーのつく番組・3

優秀な営業マンがバンバン仕事をとってきても、肝心の制作能力が追いつかないこともあるというコメントにはなるほどなあと思いました。 商品を把握していない、生産能力を把握していないで、営業をかけるというのも営業マンの自信の表れかもしれません。 俺…

スターダスト・レビュー

すみません、今日は極めて個人的な話をさせてもらいます。 実は、私がある番組のためにスタンバイしていたところ、いきなりスターダスト・レビューの根本要さんが「元気ですか?」と顔を出してくれました。 え?どうしたのと言う私に、「新しいアルバムのキ…

スポンサーのつく番組・2

かってFM局にはスポンサーがいわゆるキャンセル待ちをしていた時期がありました。 枠が空いたら連絡してほしい、予算は用意しているからというのです。 前にも書きましたが、逆L枠(月〜金の夜ベルト枠と土日の立て枠)の需要が圧倒的だった頃は、スポン…

スポンサーのつく番組

放送局というのは、ある意味、受身の商売のような気がします。 こういう番組を買ってください、売ってくださいと言う割には、その方法論をさほど知りません。 店をあけていたら誰か買うだろう、顔を出したらどこかのクライアントが買ってくれるだろう。 極端…

続き?

昨日、「言い訳の多い会社には未来がない」と書きましたが、その後何をいいたかったのか全く思い出せません。 やはり、某放送局役員とわけのわからない話で朝まで飲んでしまったのがいけなかったようです。 言い訳を考えるヒマがあるなら、失敗の原因をつき…

言い訳・2

言い訳の多い会社には未来がない。 最近、そんな気がしてきました。 昨日の若いタレント達への皆さんのコメントは大変厳しいものがありました。 やはり、ああいういい加減な連中は許してはいけない、ほっておけば図に乗るという警鐘だったと思います。 私な…

言い訳

ある新米タレント君が遅刻してきた。 スタッフが「何だよ、時間どおりに来れないなら仕事なんかないよ。」と叱責。 しかしタレント君、全くめげずにこう言った。 「ちょっと、聞いてくださいよ。ほら、あの商店街通ってたらですね、道端にオジサンが倒れてた…

全くの雑談

杉並区を歩いていると、あちこちでツクツクボウシがないていました。 何を思ったか、目の高さの木製の看板にしがみついて「ツクツクボーシ」とないているセミもいて「え〜、どうしてこんなところでないているの〜。」と少し驚き。 縄張りから追い出されたの…

雑談・「You Tube」

先ほどまで、ずっと「You Tube」で音楽を見つづけていた。 音楽を聴くというより、音楽を見るという感じ、それが私の「You Tube」観のひとつだ。 私は幸いなことに普通の人より音楽に詳しい。 そりゃ、音楽関係の仕事を30年以上もやっていれば当たり前だろう…

インテリジェンス

朝に書くと言ったのに、昼を過ぎてしまった。 何かと事務作業が立てこむ9月になってしまったというわけか。 さて、友人のプロデューサーが最近のラジオについて語ったこと。 「ラジオからインテリジェンスがなくなった。」 喋り手に必要なことは、基礎能力…

イベント・プロデューサーと

久しぶりに友人のイベント・プロデューサーに会った。 彼は元々広告代理店でSPを担当していたのだが、会社の理不尽な人事異動(本人の弁)に嫌気がさし、独立したという。 「上がダメだから、仕事なんかやる気になれない。」と、どこかのプロ野球投手みたい…