フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

イベント・プロデューサーと

久しぶりに友人のイベント・プロデューサーに会った。
彼は元々広告代理店でSPを担当していたのだが、会社の理不尽な人事異動(本人の弁)に嫌気がさし、独立したという。
「上がダメだから、仕事なんかやる気になれない。」と、どこかのプロ野球投手みたいなことを言って辞表を叩きつけたのだとか。
で、今はどうなのという私に、「いや、少しだけ後悔している。」と小さく笑った。
会社は、本質的には社員に暖かいものだと私は思っている。
今の身分を守ってくれるのも会社、生活を保証してくれるのも会社、本人の身元を社会的に保証してくれるのも会社なのだ。
確かに、一時的に人間関係、特に上司との軋轢などで仕事へのモーチベーションが下がることもあるだろう。
こんな会社やっていられるかいと何度思ったかもしれないというサラリーマンも多いはず。
しかし、会社というのは繰り返すが、本来とてもコンフォタブルな存在なのだ。
それを捨てた時に気づくこと、それは自分を守るものは結局自分以外にいないということだ。
実際はあれもこれも会社がやってくれていた。
毎日の私のライフスタイルを形作ってくれていたのも、ある意味会社なのである。
それを捨てるなんて、何て馬鹿な奴だろうといわれても仕方がないような気がする。
人のことは言えない。
私も15年前に会社を辞めたとき、自分がどれだけ恵まれていたかをイヤというほど思い知らされたのだから。
とはいえ、彼にしても私にしても、既に賽は投げられた後である。
感想は感想として、自分を守るものは自分しかいない、他人は決して自分の面倒を会社のように見てはくれないということは肝に銘じないといけない。
友人と酒を飲みながら、そんな話をうだうだと続けた次第だ。
もし、貴方がコミュニティFMの社員の方だったら、よほどの理由が無い限り自分から辞めるなどといわないほうが賢明だと私は思う。
所詮サラリーマンなんて、受身でいるのが一番幸せなのだ。
出る杭は打たれるし、勝手に溺れた犬は徹底的に叩かれるものだ。
ま、今日は友人との酔いにまかせて語った話を少し紹介させてもらった。
明日は、友人が語ったラジオ論の一部をこの欄で触れてみるつもりだ。