フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

賽は投げられた

コミュニティFMを作ろうとする方から意見を求められたりする時に思うのですが、多分その方たちは私の話で自分の考えに一致するところしか注目してはおられないようです。 早い話、私の情報で自分の考えを補強しようとされておられるのです。 考えを否定す…

コミュニティFM・203局!

4/24の放送業界紙「放送ジャーナル」によると、コミュニティFM局の数が203局に達したと書いてあった。 最近では、加古川/小田原/豊中市千里の3局が誕生。 どこも比較的都心部に近い開局である。 ついでに仙台の「FMじょんば」が3/13で閉局したとも。 …

安物通り、安物ステーション

2002年に私が書いた「安物通り」という文章がある。 少し引用してみる。 昨日、ある人の車に乗って海岸通りを走っていた。 その人は、ハンドルを握る手で軽く前方を指差しながらこう言った。 「あそこに大きなディスカウント系の酒屋があるでしょ。その向こ…

雑談・番組制作

ある芸能プロのマネージャーがやってきて、コミュニティFMの枠をもらったから、うちのタレントを使って番組を作ってほしいと依頼。 制作費は?と聞くと、「ない。」と一言。 ないのにどうするのと聞くと、そこはあなたの力で何とでもなるでしょ、というと…

雑談・生レポート

GW進行が続き、雑務に追われて精神的余裕がなかなか生まれない。 今日も、個人的な雑談になるがご容赦あれ。 私のスタッフが、4月から生放送のレポートをベルトでやり始めた。 毎朝、街に繰り出し、生の情報を伝えてきている。 生番組には、生レポートがよ…

転載:元気のない業界

今日は、5年ほど前に私が書いた「元気のない業界」という書き込みを紹介する。 コミュニティFMにも若干触れているので、ご参考までに。 最近、音楽業界が全く元気がない。 売上減に対抗できる方法が全く見出せないらしい。 違法コピーをとりあえず前面に出し…

雑談・ラジオの習慣性

今日もちょっとした雑談です。 ラジオはテレビのようにしょっちゅうチャンネルを変えないという話。 確かにテレビは、ザッピングというのが当たり前になってから(早い話、リモコンが普及してから)、秒単位でチャンネルを切り替えられています。 そのための…

雑談・なんばパークス

4/13に東京ミッドタウンの話をしましたが、今日は大阪のなんばパークスの話。 4/19なんばパークス全館グランドオープンということで、仕事がらみで見学に行って来たわけです。 こんなことを言っては失礼かもしれませんが、東京ミッドタウンを見てから大阪の…

ラジオは漢方薬

今日もあまり時間がありません。 ゴールデンウィーク前ということで、作業が前倒しになってきています。 機械的に処理できるものならいいのですが、きわめてクリエイティブな作業をいつもより余分にしないといけないため、精神的消耗も激しいようです。 正直…

第3セクター

今日は、放送の仕事に忙殺されてしまった。 時間がないので、軽く更新。 丹波元さんの「大阪力」(PHP文庫)で第3セクターについて書いたところがあった。 それによれば、 「第3セクターの多くは役所体質を温存した営利組織。 職員も役所からの出向が多…

架空インタビュー

今日は、1999年に私が書いたあるコミュニティFMの話「コミュニティFM開局物語」からインタビュー部分を転載することにした。 3セクのコミュニティFMについて私が当時感じていたことの一端が表れている。 インタビュー相手は、若井さんという県域FMから出向と…

役所から見たコミュニティFM・2

コミュニティFMの経営母体の6割が3セクだということは、かってこの欄にも書いた。(2004-10-30参照) 今もコミュニティFMの方針を決めるにあたって影響力をもっているのが3セクのようである。 では、何故こんなに3セクのコミュニティFMが多いのか。 今か…

雑談ですが

六本木の旧防衛庁跡に出現した「東京ミッドタウン」を見学してきた。 しゃれた若者の街だった「六本木」が、六本木ヒルズでIT化しセレブ化したわけだが、この東京ミッドタウンによって、ますます六本木をヒルズ風に純化させたような気がする。 一般人をよせ…

役所から見たコミュニティFM

コミュニティFMは、災害情報に強い、などと言われている。 地域情報の発信にも有益だ、地方自治体の広報と連動すれば地域住民へのサービスがより充実する、などとも言われている。 役所から見たコミュニティFMの存在意義の中では、多分この2点が重要なのだろ…

惨めさの裏返し

コミュニティFMの制作担当者の悩みの一つに、番組のリスナーをなかなかつかめないということがある。 毎回毎回、努力して番組を作っているのに、反応が思ったほど返ってこない。 それはコミュニティFMなら仕方がないのかもしれない。 自分がどれだけ頑張って…

メジャー・ラジオ

かって、ラジオといえばメジャーなメディアというイメージだだった。 お茶の間のタンスの上にラジオは置かれ、針仕事をする母と子供たちが「君の名は」とか「お父さんはお人よし」とか「漫才学校」などの番組に耳を傾けていた。 私の記憶の中でも、「赤胴鈴…

セレブ・ラジオの可能性・2

「OTTAVA」が成功するかどうか、個人的には期待しているが正直半信半疑。 TBSラジオの方が、「クライアントの反応も上々」などと言っておられると、少々楽観的すぎないかと不安になる。 マーケティングができてもいないのに、代理店とかスポンサーの宣伝部担…

セレブ・ラジオの可能性

TBSラジオのデジタル放送「OTTAVA」がスタートして1週間が経った。 商売になっているかどうかは別にして、私の周りからは好意的な反応が目立つようだ。 映像なんか全くいらない。 普通にラジオしていてくれればそれでいいという声も多かった。 TFM系のデジ…

ワンセグ携帯 収益モデルまだ見えず

今朝の東京新聞朝刊に「収益モデルまだ見えず ワンセグ携帯 1年で500万台」という記事が出た。 確かにワンセグ携帯は話題になっており、店頭でも目玉商品としてディスプレイされている。 これだけ売れれば、さぞ業界もほくほく顔かというと、どうもそうでは…

飲み会

あるコミュニティFM局にお邪魔した時、じゃあ近くで一杯やりましょうと誘われました。 局の近くの居酒屋で、夕方のワイド番組が終わったら、みんなで打上げがてら飲みに来るそうです。 毎日ではないのでしょうが、しょっちゅう打上げしているというのは羨ま…

人間の幅

かって、コミュニティFMで朝ワイドを担当していた知人が言っていたことを思い出す。 「編成の責任者というのは、最終的に人間的な幅があるかないかですよ。少々無茶な指示でも、その人に幅があれば私たちの意見に耳を傾けてくれます。最終的にはその無茶な指…

OTTAVA・2

TBSラジオのデジタル放送「OTTAVA」の本放送が始まっている。 今日は主にインターネットでリスニング中。 なるほど、これがコンテンポラリー・クラシック・ステーションかと感心しながら楽しませてもらっている。 などというのは、一日遅れのエイプリル・フ…

ワンセグテレビ考

今週号の週刊朝日に「新聞とテレビがなくなる日」というタイトルで電通総研前社長藤原 治氏と田原総一朗氏の対談が載っている。 藤原さんは201X年に新聞もテレビもなくなり、すべてのコンテンツはe-platformに融合していくという予測を立てておられる。 2011…