フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

スポンサーのつく番組・3

優秀な営業マンがバンバン仕事をとってきても、肝心の制作能力が追いつかないこともあるというコメントにはなるほどなあと思いました。
商品を把握していない、生産能力を把握していないで、営業をかけるというのも営業マンの自信の表れかもしれません。
俺がやればゴミだって売れる、売ろうと思えば何だって売れるんだなんて方もおられます。
でも、生産(制作)する側から見れば、営業が力任せにどんどん突っ走られても困るなんてこともありそうです。
広告代理店の営業マンにこんな人がいました。
クライアントが要求するものは何だって用意するという人でした。
例えば、今話題になっている有名人をブッキングしろと言われたら、「お任せください」などと言って会社に戻り、担当にとにかく何としてもブッキングしろ、金に糸目はつけないなどと豪語したりしていました。
しかし、それを言われた方は大変です。
マリナーズイチローをイベント・ゲストに呼んでこいとか、今話題のタイソン・ゲイをブッキングしろと言われても、スケジュールが押さえられるかどうかなどわかったものではありません。
何でもかんでも安請け合いしてくるなと苦情を言っても、「営業は売るのが仕事だ、おまえらはそれを作るのが仕事だろう。」などと反論する。
下手をしたら、クライアントが核兵器をほしいといえば、何とかして作れ、どこかの大学だったら試作機ぐらいあるだろうと言いかねないなんて笑えない話もあるかもしれません。
営業が先か、商品が先かは一概に言えませんが、一般的には商品をまず作って(企画して)、それを売りに行くというのが原則のような気がしますが、いかがでしょう。
ま、それはさておき、コミュニティFMだったらどんな企画だとスポンサーがつきやすいでしょうか。
こういう商品だったら、だれそれが買いますよ。
だから、制作現場はそんな番組を作ってくださいと依頼するのをスタートとしたら、はたしてそんな番組が作れるかどうかというシンプルな話になります。
問題は、最初の「こういう商品だったら、だれそれが買いますよ。」と示唆できる人がどこにいるかでしょう。
本来営業マンというのは、そういう情報を集めるのが仕事だろうし、その部分を広告代理店がやってくれてそれを取り次ぐという仕事もあるでしょう。


「こういう商品だったら、だれそれが買いますよ。」


そんな情報がどれだけコミュニティFMの中にあるでしょうか。
明日もこの話の続きを書きます。