フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

OTTAVA

明日からTBSラジオが「OTTAVA」の本放送を開始する。 サイト情報では、日本初のコンテンポラリー・クラシック・ステーションがスタートするのだという。 何それ? コンテンポラリー・クラシック・ステーションとは、1992年にイギリスで開局したラジオ局「Cla…

毎日の番組制作は大変である

かって私は「プロがプロたる所以は、何も話すことがなくなっても話しつづけることができることにある。」と書いた。 放電しきった電池、空になった電池でも、プロの電池は何とか電気を送りつづけることができるみたいな話だ。 普通ならありえないことである…

いい制作者は孤立する

これも個人的な感想だが、「いい制作者は組織の中では孤立する」と思っている。 局には、それぞれ独特の空気がある。 その局で働くということは、その空気に自分を同化させることでもある。 同化するのは、それほど難しい話ではない。 ただ、普通に皆と仲良…

早い話、制作とは

「早い話、制作とは」というタイトルを書いてしまったが、別にたいそうなことを言うつもりはない。 ためしにこう書いてみる。 早い話、制作とは結果勝負なのだ。 そりゃ、制作するプロセス、その時の態度、事前の準備、日頃の精進など、色々とチェックポイン…

番組の制作マン

番組の制作マンはこうでなければならない等という点はそれほど多いとは思わない。 番組の作り方は、自ずと型というものがあり、それから逸脱すればするほどバランスが悪くなることは制作マンなら誰でもわかることである。 つまり制作マンにバランス感覚さえ…

番組を制作すること

個人的なことを書くと、今も私はラジオ番組を制作することが好きである。 才能のある新人DJを発掘して、その人が伸びていく時を共有できればこんなに幸せなことはないと思っている。 昔は、まだ「オレがオレが」という意識があって、タレントを伸ばすことよ…

メール紹介

色々情報を交換させていただいているコミュニティFMの方からメールをいただきました。 地方の中心都市にあるコミュニティFMで、経営もまあまあうまく行っていると拝察される局の方です。 この間の営業に関する話題で、ご意見などをいただきました。 今日は、…

200局もあれば・・・

コミュニティFM、全国で200局以上もあれば、すべての局の状況を把握するなんてまず無理だろう。 それぞれに事情もあるだろうし、コミュニティFMとしてはこうあるべきだという提案をしても、それは私どもの局には適合しないという意見も帰ってきそうだ。 …

コミュニティFMを一括りにはできない

コミュニティFMにはいくつかのパターンがあり、同じ土俵で語ることはできないというコメントが寄せられています。 確かにそうだと思います。 個人的な感想ですが、コミュニティFMとしてそこそこ健闘されている局のほとんどが次のパターンに入っているようで…

ご意見ありがとうございます

営業シリーズを書いてから、皆さんからのメールが増えました。 一番、頭を悩ませていることが営業に関することなのだということがひしひしと伝わってまいります。 しかし、コミュニティFMの営業のやり方に関する情報って、本当にないですね。 200局以上のコ…

話題になれば・・・

昨日の続きです。 私がいつも違和感を感じるのが、この「話題になれば・・・」という言葉。 話題になるということは、それだけ情報発信の質が高いということなのだが、個人的には「だからどうした?」と言いたくなるわけだ。 情報発信機能は重要である。 コ…

デジタルラジオの本格放送、開始?

今日の東京新聞に「来月、デジタルラジオの本格放送開始」という特集記事が出た。 TBS,ニッポン放送、文化放送が、それぞれクラシック、ラブソング、アジアのエンターテインメント情報に特化したデジタルラジオ放送を、四月から実施するという。 「AM…

金にならないリスナー

昨日、金にならないリスナーを1万人持つよりも、金になるリスナー100人を持つほうが商売としては成立するみたいな話をしました。 それに関して、先日放送を休止されたFMじょんぱの方の産経新聞の記事が興味深かったので少し引用してみます。 問題はコミュ…

脱よろず屋

コミュニティFMは下手をすると「よろず屋」になりかねないという趣旨の話をしています。 「よろず屋でもいい」という局もあれば、「何がよろず屋なのかわからない」という局もおありになるでしょう。 これは私のイメージですから、100%伝わらなくても仕方が…

コミュニティFMとコンビニ

コミュニティFMは下手をすると「よろず屋」になっている。 昨日、私はそう指摘し、そのイメージから抜けない限りコミュニティFMに未来はないのではというニュアンスを書きました。 県域ラジオに負けないような編成を目指した結果が「よろず屋」だったという…

SCと小売店

県域ラジオ局とコミュニティFM局をSCと小売店という対比で考えてみました。 SC=ショッピングセンター、とりわけ大規模SCが県域ラジオ局とアナロジーできるでしょう。 コミュニティFMは、小売店ですが、中規模クラスの小売店もあれば、零細な小売店…

インテックス大阪

今日は、ある人に誘われて、インテックス大阪の「大阪アウトドアフェスティバル」に参加してきました。 テレビ大阪主催のイベントで、メインはキャンピングカーの商談会。 面白かったのですが、盛り上がりには欠けていました。 アウトドアというぐらいですか…

デジタル放送への危惧

このブログを開始した2004年の頃は、私の立場はIT業界に近かったような気がします。 当時、インターネットへ強い興味を持つようになった私は、義理程度にしか放送業界と関わらないようにしていました。 プロフィールにあるように、本業はITのマネージメント…

DJ志望

ある芸能プロダクションのマネージャーが、DJ志望の若者と事務所に所属するかしないかみたいな話をしている。 一生懸命、タレント道を語るマネージャーにただ「はあ、はあ」と、覇気のない返事をする彼。 タレントは日々努力、少しでもさぼれば後ろから来た…

改編期

番組を自分のスタジオで制作してコミュニティFMに納入しているスタッフがいる。 4月改編はどうなったのかと思って、担当者に電話したら「あ、そのままお願いします。」と言われたらしい。 本人は少し内容に飽きてきたのか、そろそろやめようかなと思っている…

ひとまず営業の話を終えます

さて、営業の話シリーズにはまだまだ言いたいことがあるのですが、ひとまず昨日で終わりとさせていただきます。 新規にコミュニティFMを開局される方から、色んな質問を受けてきた私ですが、一番残念なことは結局それを開局に生かされた方がほとんどないとい…

営業の話・10

金のにおいに敏感な営業マンの話を昨日しました。 彼から見れば、コミュニティFMはどういう風に映るでしょうか。 「コミュニティFM?全く関心ないなあ。湘南のFM局をひとまとめにして売れるなら考えてもいいけどね。」 多分、そのあたりの返事が返ってくるで…

営業の話・9

営業マンは「金のにおい」に敏感でならねばならないと痛感しているのですが、今日はそのあたりを具体的に書いてみたいと思います。 私の知人に、ものの見事にそれを実践している放送局の営業マンがいます。 とにかく商売になりそうだなと思ったら、今やって…

ブレイク

営業の話をずっと書いてきたのですが、皆さんの議論がとても本質をついておられるようで、大変勉強になっております。 コミュニティFMの問題って、結局営業的な議論がまともになされてこなかったからではないかと思うようになりました。 分かる人は分かっ…

営業の話・8

2004-07-14の「電話リクエスト」の項で、次のような書き込みをしています。 都市型コミュニティFMにしばらく出向されていた方と話をした。 一番面白かったのは電話リクエストの話。 何か夏休みの面白い企画をということで、親会社で評判だった電話リクエスト…