フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

コミュニティFMはどうなる・3

さて、キーワードの一つに「情報への飢え」というのを提起しました。 わざわざ番組を聞くという行動を生み出すのは、「情報への飢え」ではないかということを私の体験を例にして書いたわけです。 ローカルのコミュニティFM局がJ-WAVEの放送を再送信するのは…

コミュニティFMはどうなる〜番外

昨日の「情報への飢え」についての付帯情報です。 少し前の話になりますが、日本テレビの「ズームイン朝」の視聴率は東京では非常に高かったのですが、大阪ではそれほど高くありませんでした。 大阪人は、あんな東京風の情報番組は嫌いなんだという指摘がさ…

コミュニティFMはどうなる・2

さて、インターネットラジオに関する私のニーズを少しずつ話そうと思います。 ブロードバンド時代になり、インターネットラジオが手軽に聞けるようになって、ほぼ毎日聞いていた放送があります。 それは、大阪MBSの「ありがとう浜村淳です」のインターネ…

コミュニティFMはどうなる?

さて、ご心配をおかけしたかもしれませんが、本日やっとパソコン問題が解消しました。 本日、新宿のソフマップに出かけ、バーガーパソコンなるものを買い求め、先ほど完璧ではありませんが一通りのセットをしたところです。 これで余計な心配をせずにブログ…

和歌山な一日

朝から和歌山に行っておりました。 和歌山県知事の仁坂吉伸さんに、お忙しい中1時間近くもお時間をいただき、声をいただいたり情報交換させていただいたりしました。 和歌山は、ものを作る力はどこよりもある。 ただ、それを全国に広める力はまだまだ弱い。 …

にぎやかな日々

今日は、番組関連で、神野美伽さんと連絡をとらせていただいたり、和歌山県の仁坂知事と連絡をとらせていただいたりと、きわめてマスコミ的な一日でした。 そして、先ほどまで番組収録。 慌しすぎて、今も何をしているのかわからないぐらいです。 で、明日早…

おいしいラジオ・番外〜レスポンス0

レスポンス0の話を簡単にしておきます。 こんな例があります。 あるパソコン系のクライアントが、某局を使って生CMを流しました。 60秒スポット扱いです。 局の看板番組で、そこそこ面白く商品を紹介。 電話番号も流れて、さあ、注文の電話がかかってくるぞ…

おいしいラジオ・8

6月18日の「おいしいラジオ・6」に3secさんからいただいたコメントは示唆的でした。 広告を出す出さないを決めるファクターは「効果があるかないか」。これだけです。寄付とかイベントへの協賛金を集めるような感覚で営業をしているCFMがホントに多いの…

おいしいラジオ・7

ことのついでに言いますが、私はコミュニティFMを頭から否定しているわけではありません。 コミュニティFMなんか、ダメダメ、相手にしない、なんてこれっぽっちも思っていません。 例えば、あるFM番組を作っているとして、コミュニティFM側がOKならばネット…

おいしいラジオ・6

ラジオは儲かると思うから手を出した人が多いと思う。 コミュニティFMも、そういう感じで多くの人が手を上げ、いつのまにか200局を越えた。 やってみたら、完全に当てが外れた。 電波を出せば、地域の皆さんが参集してくれる、あわよくばお金を持ってきてく…

おいしいラジオ・5

ラジオ関係者と話していて、それは都合よすぎるんじゃない、と思うことがある。 例えば、あるイベントが企画されていて、ラジオ局の参加をお願いするとする。 そうすると、ラジオ関係者の言う言葉の多くが「それで、いくらもらえますか?」だったりする。 参…

おいしいラジオ・4

「おとなしく口をあけていたら、広告代理店とキー局がお金を流して込んでくれた?」 私の体験談ですが、まあまあ本当です。 上記は、2008-6-14に書き込んだことだが、「へ〜、そうなんですか」という反応をいただいたりした。 2008-3-29では私はこう書いてい…

おいしいラジオ・3〜チーズはどこへ消えた?

『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社刊)、2000年のベストセラーである。 http://www.fusosha.co.jp/senden/2000/03019X.php 公式サイトには次のように書かれている。 迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見…

おいしいラジオ・2

チーズはどこへ行ったの話をする前に、もう少し制作費の問題に触れることにしよう。 ラジオ局の商品というのは、当然のことだが番組である。 電波に付加価値をつけたもの=番組ということになる。 電波だけでは商売にならないのは当り前だし、また付加価値が…

おいしいラジオ

ラジオ業界で聞かれる言葉に「制作費の伸び率を抑えろ」というのがある。 売上が上がっても、平行して制作費が増えてはいけない。 制作費はそのままか、できるだけ下げろ。 新たな制作費のアップは基本的に認めない。 そんな話を聞いていて、無茶苦茶だなと…

でも、その前に

今日から「おいしいラジオ」の話をしようと思いましたが、先ほどまで見本市的イベントの構想会議で盛り上がっていたため、精神的に疲れてしまいました。 全国を対象にしようという話から、地域地域の情報が飛び交い、青森はどうだの、鹿児島は、沖縄はみたい…

ラジオは変わるか

既得権は「ノー」としか言わない。 だからさっさと既得権を黙らせるような別のものを作っちゃえばいい。 これは、前からよくとりあげている橋本治さんの「ぼくたちの近代史」(主婦の友社)に出てくる言葉だ。 確かに既得権者は今の時代、「ノー」ばかりを言…

打合せ

毎日何がしかの打合せが入っている。 今日は、結局3本あった。 1本はインディーズ系のCD制作と、プロモーション戦略について。 スタッフのやる気に水をささないようにしないといけない。 インディーズ関係者と話していると、微妙にコミュニティFMと重なる…

コミュニティFMの力・3

さて、先日とりあげたサイマルラジオ。 今日チェックしてみたら、サイトが少し修正され、参加放送局も埼玉県朝霞市のすまいるFMが加わって3局から4局に増えていた。 朝霞のコミュニティFMは、確か出力1Wしか認められていなかったと思うので、インタ…

コミュニティFMの力・2

私は年に2〜3回程度、イベントのプロデュースをする。 とはいえ、それが全国イベントとなると、そんな回数はこなせない。 同じ内容のイベントでも、それが20〜30箇所となると、その回数分のイベント苦労がのしかかってくるからだ。 たいていイベントの実施…

コミュニティFMの力

全国で講演会をするのでプランニングを手伝ってほしいと言われた。 今回は、ラジオを使ってプロモーションを考えているので、私が詳しいだろうと白羽の矢が立ったらしい。 で、ラジオをどう利用するかについての質問を受けたわけだが、その中でコミュニティF…

大風呂敷

何だかんだとプレゼンの日々。 どうしても、プラン的に大風呂敷を広げてしまう。 「そんなことできるんですか?」 「できますよ、おまかせください。」 半信半疑のクライアント。 ホイチョイの「気まぐれコンセプト」の世界ここにあり。 かくて、金がばらま…

ついでに橋本治

橋本治氏の言葉がスイスイと胸の中に落ちていく。 それも20年近い前に書かれていたものだ。 こういうのがある。 「信じたい」と思えない未来なんて「未来」に値しない。「未来」というものは、自分が「信じたい」と思う方向に自分で作っていくものだ。(橋本…

再び橋本治

橋本治さんの「貧乏は正しい!」(小学館刊)シリーズのことを2008-05-11で取り上げたが、今は「ぼくたちの近代史」(主婦の友社刊)に色々と学ばせてもらっている。 その中に「頂点に立つ人だけが、初めて個人で判断できる。頂点に立たない人間は、やっぱり…