フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

選曲・2

打合せと打合せの間に時間ができたので、渋谷にCDを探しに行った。 クラブクアトロの前のBEAMのビルに「Recofan」という中古CDも扱うレコード店がある。 ワンフロアがすべてCDとアナログとDVDの店。 中古も乱雑に置かれているので、その数、何…

選曲

番組の選曲のために、幾つかCDを探している。 一つは、レイド・バックのCD。 デンマークのデュオで、80年代に「サンシャイン・レゲエ」というポップなサウンドを聞かせてくれた。 確かサイアー・レーベル(日本フォノグラム系)だったと思うが、そのア…

ペットの番組

ペットの番組が決定した。 人間とペットの共生をテーマにしたラジオ番組。 ペットブームの陰に隠れて静かに蔓延している供給者側のモラルの低さを警告する番組になるかもしれない。 とにかく、可愛い可愛いでペットを飼ってはいけないということだ。 ターゲ…

会議は踊る

さすが放送業界である。 4月の改編を迎え、番組関係者は会議に次ぐ会議。 ついでに、上司の叱咤激励があちこちから聞こえてきてなかなか賑やかだ。 クライアントが落ちる話が7割、新規のプロモート話が3割というところか。 ディスカウントするから、何と…

ディレクターの嘆き

中堅のディレクター君としばらく話をした。 今年、何とかならないと私はこの業界をやめる覚悟だという。 いや、自分の仕事がなくなればやめると言っているのではない。 私の言い分が通らないような放送局なら、こんな業界にいる価値はないと言っているのだ。…

カラオケ

2年ぶりぐらいで、友人達とカラオケボックスに行った。 週末ということで、なかなか盛況。 カラオケのブームは去ったと言う人もいるが、客そのものはまだまだおられそうである。 ゴルフと同じ状況かもしれない。 バブルの時は、猫も杓子もゴルフゴルフだっ…

FM雑誌の頃

私がFM業界に足を踏み入れた頃は、FM雑誌全盛の時代。 FMfan、週刊FM、FMレコパル、FMステーション。 FM局を無償で宣伝してくれる、ある意味FM業界が足を向けては寝られない存在だった。 にもかかわらず、私達は文句ばかり言っていた。 何だ…

国会中継

車に乗りながらNHKラジオで国会中継を聞く。 道路特定財源で蒟蒻問答を長々とやっているが、ラジオだと発言者の感情みたいなものが浮き出てきてそこそこ面白い。 テレビだと直情的になるというか、ストレートに表情を見たりするのであまりいい気分になれない…

アキバ逍遥

今日は、秋葉原に行ってきた。 秋葉原を活性化させようという方と情報交換してきたのだが、その方は今は秋葉原ウォッチングに徹しておられるようだった。 印象的な話としては、渋谷や新宿などと違い、秋葉原には繁華街というのはないという指摘だ。 1日に3…

銀座逍遥

今日は銀座周辺を夕方まで営業で歩いた。 中で、銀座のFM局「中央FM 銀座RADIO CITY」が話題になったり。 その人は、聞いている人がいない、なんて話を。 だいたい、この銀座の住人でコミュニティFMを聞いたことがある人がどれだけいるのかと言われると…

ブレイク

今日、東宝ミュージカル「ベガ―ズ・オペラ」を大阪の梅田芸術劇場で鑑賞してきた。 今話題の内野聖陽主演のミュージカル。(東京公演は3/5〜30 日生劇場) 共演に、高嶋政弘、村井国夫、森公美子、島田歌穂、笹本玲奈ほか。 ベガ―ズオペラというのは、直訳す…

コミュニティFMの経営・4

コミュニティFMの経営で一番大事なことは何かを聞かれたら、「身の丈にあった経営することです。」と私は答えている。 放送にどういうイメージを持って開局されたのかは知らないが、己の力量を冷静に見極めることこそ肝要と言いたいわけだ。 昨日、演出力と…

コミュニティFMの経営・3

コミュニティFMは電波料をあてにしては維持できない、という考え方を持つ方が増えてきたようだ。 自治体の広報予算とか親会社の宣伝費、企業株主などからのお付き合い出稿などは確かに電波料計上されているだろうが、実質的には本来の売上とは言いにくい。 …

コミュニティFMの経営・2

2/13の業界紙に経産省『19年10月〜12月特定サービス産業動態速報』というのが出ていた。 それによると、広告費の売上高は1兆5378億円あまりで、前年同期比2.4%増だったという。 総体的な広告費は増えているというのがわかるのだが、じゃあラジオ広告費はど…

コミュニティFMの経営

放送局の経営は難しくないとよく言われていた。 クライアントのニーズは絶対的に存在し、いい企画を持ち出せば売れないはずはないというように。 言い換えれば、放送局は商品を作るのはたやすい、素人でもできるということだ。 それを前提にコミュニティFMを…

ヴァレンタインデー

街のショップにはチョコレートの赤い包装紙が乱舞しています。 私も、ご奇特な女性の皆様からいくつか頂戴いたしました。 素直にありがとうと感謝している次第です。 ただ、このヴァレンタインデー、放送業界はあまり商売にはなっていないような印象がありま…

ラジオ受信機

ある人からFM専用ラジオというのをもらった。 ロボットみたいな形をしていて、右耳を押せばオートチューニング、左を押せばリセット。 スイッチはボリュームのダイヤルに付属し、頭の上にある。 後はアンテナが側頭部から出ているだけ。 文字による表示は…

雪模様

少しだけ雪模様の東京です。 ラジオに私が求めるのは、ニュースよりも天気予報。 出かける時に傘を持って出かけるか、服装はどうするか、本当に参考になります。 とはいえ、全然関係のない地方の天気予報を言われても困るので、できるだけ自分に近いところか…

サービス合戦

今日のNIKKEI NETにこんな記事があった。 「ソフトバンクモバイルが9カ月連続で1位となった。純増は20万700件で、自社契約者同士の定額制などで割安なイメージが定着し、新規契約を伸ばした。 2位はKDDIで、8万2700件の純増。昨年末に予定していた高機能…

裏金余話

放送局には裏金がつきもの、なんて話を昨日書き込んだわけですが、そういうオイシソウな話があるから今もコミュニティFMを作りたいと思う人がいるのかもしれません。 言っておきます、コミュニティFMはオイシクありません。 少し前までは、コミュニティFM設…

裏金

昨日の某編成局長との飲み会。 酔いが深まれば深まるほどやばい話が続出。 そのまま書くわけにはいかないので、前から思っていたことを交えながら少し書いてみる。 話はキックバック、つまり裏金のこと。 記憶に新しいのはNHKのプロデューサーのスキャンダル…

レコード会社の未来

今日、あるレコード会社の方と話をした。 トップも現場も無責任だとその人は言った。 誰も責任をとらない、レコード会社は今までのようなビジネスモデルではもはや存続は不可能だということはわかっているのに、と。 毎日、売れもしないアーチストのCDをプ…

ブレイク

今日の朝日新聞大阪版に「千里の街を音楽特区に 地元FM提案」という記事があった。 http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000802020002 少し引用してみよう。 「提案したのは、昨年4月に開局したコミュニティー局「FM千里」(千里ニュータ…

キャンペーン・4

1-29のサー伯爵さんのコメント「公共広告機構でやっていることを、一つ一つ各局が、主体的なメッセージとして取り戻さないと!」というのは共感できます。 AC(公共広告機構)にしてもJARO(日本広告審査機構)にしてもBPO(放送倫理番組向上機構)にしても…