フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

上半期は終わりぬ

放送の世界では、9月末は特異期でもある。 10月から、一斉に新番組がスタート。 そのために、8月ぐらいからバタバタの毎日を送ったりする。 コミュニティFMは、改編といってもそんなにいじることもないだろう。 提供を終るスポンサーも始めるスポンサーもた…

auの要望

TFM主催のデジタルラジオ・ニュービジネス・フォーラムでauの方の要望があった。 とにかく、2006年中にデジタルラジオをスタートさせてくださいね、と。 TFMは、もちろんやる気のようだし、大阪でも系列のfmoが動きを見せているという。 デジタルラジオ仕切…

Radio2.0

9/27、秋葉原で行われたインテルのイベントでTBSによって紹介された概念、それがRadio2.0である。 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060927/intel.htm?ref=rss 早い話、Web2.0的な、RadioであってRadioでない、新しい音声メディアとしてこの言葉を…

時を盗むメディア

先日、TBSラジオの「ウンナンタイム」を聞いていました。 中で、ナンチャン(南原清隆さん)が指摘されていたことに少し共感してしまったので書いてみます。 最近、テレビを見てないんですよ。 テレビってね、見始めるとあっという間に時間が過ぎるでしょう…

A&Vフェスタ他

今日は、パシフィコ横浜で開催されていたA&Vフェスタに行ってきました。 お目当ては、ピクセラのデジタルラジオチューナーだったのですが、少し失望しました。 DRPで放送されているチャンネル、どこも映像を流していなかったのです。 せめて、データ画面ぐら…

思いつきの続き

<飲酒運転をやめよう>スポットをラジオで流して効果があるのといわれるかもしれません。 答えは簡単です。 そんなこと、ラジオ局にとっては重要ではないということです。 ラジオスポットが実際に飲酒運転をしているものに抑止効果があるか、それぐらい国の…

飲酒運転撲滅キャンペーン

今日書くのも単なる思いつきの一つです。 使えると思われた方は一度やってみてはいかがでしょうか。 <飲酒運転撲滅キャンペーン> 酒を飲んで車を運転する人の多くは、ラジオを聞きながら運転しているはずです。 だから、飲酒運転者が多そうな時間帯に<酒…

縮小再生産

ラジオへの広告費が減るにつれて、番組への投資額も連動して減る。 ラジオ局の改編に少しだけコミットしているので、制作費減という事実を日々目の当たりに感じている。 安ければいいというわけでもなかろうと思うのだが、ない袖は振れないで話ガ終ってしま…

デジタルラジオの行方・2

文化放送の佐藤重喜社長の定例記者会見の場で、「マルチプレックスの設立準備発起人会」の解散が発表されたと今日の毎日新聞や共同通信の記事で明らかにされている。 おまけに「本放送は2011年以降にずれこむ可能性が高い」という佐藤社長の思惑まで書かれて…

デジタルラジオの行方

今年の6月6日に提出された「通信・放送の在り方に関する懇談会報告書」では、2011年以後の地上波デジタル化により空くこととなる周波数帯は、新たな通信・放送サービスに使うべきであるというようなことが書いてある。 最近、デジタルラジオ関係者で話題にな…

電波争奪戦

デジタルラジオだ、何だかんだと言っても、早い話電波の争奪戦にすぎない。 電波は国民の共有財産といいながら、結局、時の権力と癒着しているものが有利な扱いを受ける。 大体、デジタルラジオの電波割り当てだって、既存のラジオ局が自分たちの権益を保存…

判断ミス

デジタルラジオをめぐる業界人の動きには興味深いものが多くあった。 権威のある人や組織が「あっちだー!」と言えば、疑問が多少残っても「うわー、あっちだー」と叫んで走り出す。 「こっちだー!」といえば、「そうだ、そうだ、こっちだー」といって、騒…

マルチプレックス白紙?

8/29のこの欄で、デジタルラジオが迷走しはじめたと書きましたが、先日やっと内容が業界紙で取り上げられました。 意外と皆さん口が堅かったようですね。 やはり、下手に情報を流して総務省の機嫌を損ねたくない、ということなのでしょうか。 で、何が起こっ…

コミュニティFM論・4

2002年の頃の私のコミュニティFM論を採録している。 今ほど整理されてはいないが、言葉そのものは力強いなと思っている。 今日は、番組の作り方に対する指南みたいなものが書かれたものを紹介する。 番組を作るということに、どういうイメージを持っておられ…

コミュニティFM論・3

昨日の続き。 過度な管理は番組の可能性を潰す、という趣旨。 市場のメカニズムに番組をゆだねるというのは、できるだけ番組をセットフリーにすることから始まる。 自由な番組作りこそが、自由な市場経済と対応するのだ。 スポンサーの声を聞き、リスナーの…

コミュニティFM論・2

過去の私のブログ「ペンギンノート」からコミュニティFM論を抜粋している。 今日は、「過度な管理は番組を潰す」という話。 あるコミュニティFMのオーナーの方が言っていた。 私は日本の文化を大切にしたい。 日本語を大切にしたい。 だから、出演してもらう…

コミュニティFM論

はてなダイアリーを始める前に、私が書き綴ってきたブログに「ペンギン・ノート」というのがある。 これは私の頭にうつりゆくよしなしごとを書き綴ったもので、あまり人の目に触れないところで今も不定期だが続いている。 そちらにも、コミュニティFM論を書…

発言することの難しさ

現実を知れば知るほど意見を言うのが難しくなるといいます。 これはコミュニティFMにおいても然りです。 コミュニティFMの現状を把握すればするほど、中途半端な意見はいえなくなります。 それが間違っているわけではありません。 ただ、思ったことを口にす…

話題性

今日は、所用で2回も表参道ヒルズに行きました。 1回目はお昼時だったからか、なかなかの賑わい。 2回目は夜だったのと雨模様だったので、少しひっそりしていました。 安藤忠雄建築の斬新さには脱帽しますが、私的にはあまり魅力を感じないのが表参道ヒルズ…

初動が肝心?

震災が起きた時、コミュニティFMに何ができるでしょうか。 阪神大震災の時、在阪局の知人から聞いたことは、ほとんどの社員が会社に行けなかったということです。 自分が被災している人もありますが、交通機関がマヒして一歩も動けなかった人もあったそうで…

ラジオを持たないと損する町

単なる思い付きです。 「ラジオを持ち歩かないと損をする町構想」というのはどうでしょう。 逆にいえば、ラジオを持っていると得をする町です。 これは地方自治体に計画してほしいことです。 災害時にコミュニティFMに情報を集中しようというのなら、普段か…

コミュニティFMのイメージ

9/1付けの東京新聞に「災害情報に次ぐ柱は何?〜コミュニティーFM」という記事があった。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20060901/mng_____hog_____000.shtml これといって新味のある情報はなかったが、一般人のコミュニティFMに対するイメージがわか…

保守派の壁・2

コミュニティFMをバンドル化して、商品価値を高めるという方法論は十分有効だと思っています。 何かのキャンペーンを200局のコミュニティFMが、同じ時間に一斉に同一クオリティで行えるのなら、広告メディアとしての認識は深まるだろうと思います。 これは前…

保守派の壁

今朝の朝日新聞を読んでいて、ちょっと面白いなと思ってしまった。 経済ニュースの欄「JCOMコツコツM&A」という記事である。 ジュピターテレコム(JCOM)が地域の小さなCATV局をコツコツと買収して、存在感を強めているという。 ま、きわめて納得できる戦略…