フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

現場の不平について

私が現場の人からよく聞く不平は、番組などで建設的な提案をしても、上の人はほとんど対応してくれないということだ。 こうすれば面白いはず、こうすればもっとコミュニティFMに地域の人が興味を持ってくれるはず。 とりあえず番組内で自分なりに企画してや…

コミュニティFMは夢の実現?

コミュニティFMを作りたいと言う人がまだまだ多い。 コミュニティFMは儲からないということが薄々わかったとしても、一度思い込んだ気持ちは止まらないようだ。 コミュニティFMは私の命です。 かって白浜にあった観光施設のCM「ハマブランカは私の命です」と…

ストック・ラジオ

日常のライフサイクルに組み込まれたラジオは、フローなラジオであってもいいだろう。 時計がわりのラジオという意味もあるし、予定調和の世界であまり物事を考えなくて済むのは脳の休息にもなるかもしれない。 しかし、それならテレビでもいいという人もい…

学ぶラジオ

日曜日、一日外にいると言ったのにずっと雨。 「はじまりはいつも雨〜♪」と口ぐさむ。 何がはじまるわけでもないのに。 ヒマにまかしてラジオを聞く。 FM局を重点的に聞いたのだが、何か知的レベル下がっていないかと思ってしまった。 情報は流れているの…

グッドモーニング・ベトナム 再掲載

2004-07-18に書いた文書が私は好きだ。 タイトルは「グッドモーニング・ベトナム」。 まだ読まれていない方のために再掲載させていただく。 映画「グッドモーニング・ベトナム」のロビン・ウィリアムスは実に魅力的なDJだった。 リスナーが今何を聞きたが…

人事余話

人事担当の役員の方と食事。 他の会社の人で、なかなか優秀だな、対応も立派だなという人がいる。 そういう人の会社って、多分社長や彼の上司も立派な人に違いないと思うそうだ。 優秀な社員は、優良な環境がなければ育たない。 ドブで育った魚は、ドブ臭い…

人事と金・5

放送局の社員の年収ってどれぐらいだろうか。 キー局だと、中堅クラスで2000万という話だ。 30歳なら1000万あるかないかという噂も聞く。 確かに私も30歳の頃は、それに近い数字だった。 基本給などは、他の産業と大して違わなかったのだが、制作現場だと残…

人事と金・4

今日はかっての放送局仲間と会い、最近の人事などについて情報交換をした。 そこで、強く思ったことは、昔と比べ「器が人を作る」ことが少なくなったということだ。 私の常識では、例えば課長になったり部長になったりしたら、その役職がその人の意識を変え…

人事と金・3

サラリーマンの飲み会で話題になるのは、専ら人事と金だ等と言われています。 昔から男は地位とか処遇に己の価値を見出してきたのかもしれません。 少しでも上に行けば、その分の見返りもある。 権限も増えるし、報酬も多くなる。 周りの対応も違ってくるし…

人事と金・2

この欄を書き始めたころは、私の仕事はマネージメント8、現場2という配分だったような気がします。 あれから4年弱、今ではマネージメント6、現場4ぐらいのバランスになってしまいました。 マネージメントだけでは会社的に食えなくなったという面を否定…

人事と金

サテライトスタジオの話題で、たくさんの方からコメントやメールをいただきました。 サテスタの功罪は色々ありますので、私はとりあえずコンサルタントがサテスタを作ろうと言っても簡単に応じない方がいいというようなニュアンスを書かせていただきました。…

レーティング(聴取率調査)

珍しく、東京も大阪も同じ時期に聴取率調査をやっている。 昔は、聴取率調査期間中ですなんてどこの放送局もわざわざ言わなかった。 それを言えば、調査にバイアスをかけるから遠慮していたということかもしれない。 とはいえ、その期間になるといきなりプレ…

コミュニティFMとコンサルタント〜サテスタって必要?

コミュニティFMには意外とサテスタがあったりする。 サテスタ、サテライトスタジオである。 目抜き通りにあり、ラジオの現場を実際に見てもらおうという意図で設置されているようだ。 前にも書いたが、「invisibleはvisibleに、visibleはinvisileに力を入れ…

コミュニティFM設立とコンサルタント

コンサルタントさんの話を聞いていると、開局に金を使いたがるのは設立者側の方ではないかという気になります。 設立者側の漠然とした放送局のイメージにそって設計すると、結果的に高い機材、高い設備、高いコンテンツ費用になってしまうようです。 私なん…

コミュニティFMの受信

あるコンサルタントの方と、最近のコミュニティFM事情について情報交換をした。 特に強調されておられたのは、コミュニティFM設立のための費用がぐんと下がったということ。 機材の入札などがあると、とんでもなく低い価格で札を入れてくるところがあるとか…

代理店・4

昨日の記述を読んで、放送局の営業がまるで代理店の下請け化しているように思われた方もおられるかもしれない。 正確には少し違う。 私は、放送局の営業はブランドを売り歩いていると思っている。 代理店は放送局のコンテンツを売ることはできても、ブランド…

代理店・3

コミュニティFMにはあまり関係がないかもしれないが、放送局と代理店の関係を簡潔にまとめてみた。 ●放送局 ・タイムの空き枠を提示。(電波料 制作費とともに) ・スポットの空き枠状況の説明(スポット企画などとともに) ・放送局のキャンペーン企画、イ…

代理店・2

コミュニティFMの方にとっては、広告代理店という存在はほとんど価値のないものかもしれない。 また、広告代理店にとっても、コミュニティFMは商売のツールにはなりえないと思っているようだ。 ある代理店マンが言っていた。 コミュニティFMが100局ぐらいセ…

代理店

放送業界人にとって、広告代理店というのは不即不離の仲である。 コミュニティFMとなると、その取引額の規模ではビジネスにならないのであまり縁はないかもしれないが、広域局にとっては、広告代理店なしでは商売にならないといえる。 なにしろ、クライアン…

コミュニティFMの相談

伝を頼って、私にコミュニティFM設立の相談にのってほしいという問合せを時々いただく。 私でよければお話ぐらいは伺いますがと言ってご相談に応じるのだが、その内容は千差万別。 コミュニティFMを作りたいのだが何もわからないという人もあれば、作ろうと…

リダンダンシー(冗長性)?

月刊「民放」6月号に「ラジオ少年による関西のラジオ史」(黒田勇関西大学教授著)という記事があった。 その冒頭で、 「リダンダンシー(冗長性)とは情報の予測可能性を示す概念であるが、ラジオというメディアは音声だけの情報を提供している以上、メディ…

コミュニティFMはコミュニケーション・ツール?

コミュニティFMの設立に長年貢献されてきた方にお会いした。 印象に残ったのは、コミュニティFMはひとつのコミュニケーション・ツールとして地域で活用されないといけないという話。 情報交換の場として機能しなければ未来はないとでも言おうか。 機能してい…

地域新聞とコミュニティFM

地域新聞、いわゆるコミュニティ・ペーパーとコミュニティFMの親和性についてはよく知られていることだ。 住民が地域情報を得る手段としてのトップは多分地域新聞ではなかろうか。 信頼性があり、ほぼ規則的に発行される新聞なら、住民がある程度依存するの…

自殺

昨夜は業界人と遅くまで情報交換をし、焼酎で酔っ払ってしまった。 最近、ほとんど酒を飲まなくなったので、たまに酔うとフラフラになる。 そういうことで、更新できないまま寝てしまった次第。 業界人は、あるアーチストの自殺を告げた。 もちろん、坂井泉…