フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

営業の話・7

一度、出稿していただいたクライアントのリピート率はどれくらいだろう。 最初からレギュラー契約なら別だが、単発スポットとか限定された期間のタイム提供クライアントのリピート率は気になるところである。 一度去ったクライアントは二度と戻ってこない、…

営業の話・6

よく使われる言葉に「安物買いの銭失い」というのがある。 安いものは、結局何の役にも立たたず、銭を失っただけということになりがち、という意味だ。 もちろん、安いものは全部悪いというわけではない。 安いものの中にも十分役に立つものがあることは間違…

営業の話・5

皆さんからのコメントやメールで色々学ばさせてもらっています。 番組を作る以上に皆さんが営業の問題で頭を悩まされていることもよくわかりました。 コミュニティFMにスポットを打てばこんな効果が出るという資料は重要だと痛感しております。 広告を出した…

営業の話・4

営業の話シリーズを続ける。 コミュニティFMが宣伝媒体として有効であるという結論は出ているのだろうか? とおりすがりさんのコメントでは、地元での認識はされつつあると書かれていたように記憶している。 コミュニティFMはこういう風に使えば効果があると…

タイムが失速?

営業の話シリーズを書いていましたが、昨日電通から広告費レポートが発表されたので少しご紹介することにします。 http://www.dentsu.co.jp/news/release/2007/pdf/2007014-0220.pdf sparkさんのコメントにもありましたが、「コミュニティFMの広告費は既存局…

営業の話・3

参考になるかどうかわかりませんが、私の営業時代の経験話を書きます。 ゴールデン帯の番組のほとんどは広告代理店やキー局が枠を持っていて、局の営業が自由に売ったりすることはなかなかできないのですが、たまに何かの理由で枠がリリースされると上司から…

営業の話・2

昨日、コミュニティFMのトップセールスマンの方がおられるなら、皆で話を聞いたらどうだろうと書いた。 もちろん、おられたらの話だ。 そこそこの営業成績を残されている方は知らないではないが、トップセールスマンという方には私自身はなかなかお目にかか…

営業の話

今までも、コミュニティFMの営業について意見を述べてきたつもりだが、しばらく集中的にこの問題について話をしてみたい。 私より、はるかに営業的知識をお持ちの方は多いだろうが、部外者の感想と思って寛容にお読みいただければ幸いである。 よく、車のデ…

大変ですね

ある中波局の売上実績を見せてもらった。 聴取率的に好成績をあげている局である。 景気回復と言われ始めているから、少しは上向きかと思ったが違っていた。 放送収入はものの見事に減である。 特にスポットの出稿が相当悪い。 ナショナルクライアントのラジ…

聴取率・4

視聴率を上げる方法として一番ノーマルなのは、いわゆる数字を持っているタレント起用すること。 スマップ、明石家さんま、島田紳助、女性では仲間由紀江、松嶋奈々子などがあげられる。 出演さえ決まれば、ある程度の数字は見えるのがこのクラスのタレント…

聴取率・3

聴取率を上げたいのだが、何かいいアイデアはないですかとFM局の人に聞かれたことがある。 私の古い知識では、一番いいのはヒットチャート番組にすることなのだが、今もそうなのかどうかは知らない。 ヒット曲を流していれば、そんなに当たり外れはないと…

聴取率・2

ラジオの聴取率調査には私は昔から懐疑的だった。 私が担当していた番組がまあまあ人気番組で、年に2回行われる調査で5%という数字が出たことがある。 全体で5%で、若い層の数字になると10%を超えていたりする。 若い人の10人に1人が聞いていたという…

聴取率

現在、東京地区では年6回、大阪地区では年4回の聴取率調査が行われています。 東京では、ここしばらくTBSの天下が続いています。 何故かなと思うのですが、私の感覚からすると、TBSが一番聞きやすいという印象があります。 放送の中味がいいというより、東…

顧客像・5

ラジオ局がリスナー獲得にあまり力を入れなかったのは何故でしょうか。 そんなことはない、力を入れていると言われる局もあるかもしれませんが、私がそう考えてしまう理由を少し書いてみたいと思います。 何度も指摘していますが、県域や広域のラジオ局はリ…

顧客像・4

ラジオ局はリスナーを囲い込み、それを広告主(スポンサー)に売ることによって利益を得ていると前回書きました。 ラジオ局→リスナー→スポンサー→ラジオ局という構図でしょうか。 ラジオ局はリスナーのために金を使い(番組を作る)、リスナーはスポンサーの…

顧客像・3

コミュニティFMは顧客を作れるか?という問いかけがありました。 基本的な話ですが、少し触れておきたいと思います。 コミュニティFMに限らず、ラジオ(放送)局にとっての顧客は、一般的にリスナーと思われています。 だから、どうやってリスナーを獲得で…

休みの代わりに

休みの代わりに、2002-6-1に別のブログで書いたコミュニティFM関連の書き込みを転載させてもらう。 少し前なので文章もこなれていないが、まあまあまともなことを言っているので、シャレ程度にお読みいただきたい。 なお、最初に書いたお休みの辞はすべて削…

顧客像・2

アマチュアバンドのライブなどに行かれたことがある方なら、今日の私の話は理解しやすいと思う。 ライブ会場の観客のほとんどは、出場メンバーの関係者である。 親、親戚、友達、職場の仲間、そういった関係者がメンバーごとに客としてついている。 フリの客…

とりあえず

今日は、ある番組の収録に呼ばれて、更新する時間がなくなりました。 コミュニティFMの顧客像の話をしようと思ったのですが、まとめる時間がありません。 とりあえず又明日ということでご容赦願います。 この年になって毎日が勉強というのは、とても幸せなこ…

顧客像

コミュニティFMのグランドデザインを描く話の前に、いくつか留意点を書いておきたい。 まず、コミュニティFMは顧客像が描けているかどうか。 ラジオ局は、広告クライアントにリスナーを売っているのだから、そのリスナー像、すなわち顧客像をどれだけ提…

グランドデザイン

コミュニティFMが上流にスタンスを置くとしたらどうなるか。 まさしく売るための商品を製作するグランドデザインを経営者が持たないといけなくなるだろう。 自分達は何を作るのか。 それを誰に売るのか。 需要はあるのか。 それを作ることによって、何が変わ…

メンテナンス?

はてなが一日メンテナンスだった。 知らなかったため、予定が狂い、今日のアップは空港のラウンジでやっている。 とはいえ、時間があまりないため、実質的な更新はできない。 昨日、上流か下流かという話をしたが、じゃあ私はどちらの立場だったかというと、…

上流か下流か

自分の立つ位置をどこに置くか、長い人生を乗り切るために重要なことだとつくづく思う。 昨日書いた上流か下流かという問題意識も、多分そのあたりから出ているようだ。 自分を下流に置くなら、後は流れてくるものを効率よく獲得することが大事。 何が流れて…

下流ビジネス

最近とみに実感しているのが、放送局は「下流ビジネス」ということだ。 聞きなれない言葉かもしれない。 一言でいうと、上流から流れてくるものを拾うビジネスである。 流れてくるものを確実に捉える、それが放送局のビジネスモデルとでもいうか。 地方局が…