2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧
湘南ビーチFMが、まだFMはやま(葉山)と呼ばれていた頃、主宰者だった木村太郎氏がこう言っていた。 コミュニティFMは、地域の情報を発信できる唯一の放送局である。 そのために、自治体が金を出すのは当たり前ではないか。 住民ひとりあたり月20円程…
私は、局ではコマーシャル制作担当には一度もなったことがない。 だから、コマーシャル・ディレクターの心得のようなものは正式には知らない。 だが、番組制作をするついでに、番組宣伝(番宣)用のスポットをその都度とったりしていたので、作る要領だけは…
ラジオ・コマーシャルのことをちょっと書いたが、このCMというもの、なかなかバカにできない。 質の差はあれ、言葉ひとつひとつが洗練されパワーを持っている。 効果音もBGも、言葉を見事に補強し、一段と訴求力は増す。 やや冗長に番組を進行してきた後…
先日、あるところで車を走らせながら、久しぶりにオートチューニングでFMを聞いてみた。 NHKや県域FMに混じってコミュニティFMも次々に聞こえてきた。 で、その時の感想を箇条書きにしてみる。 1.しゃべりが下手。朴訥なのは良いのだが、心に響いてこ…
先日のコメントでもあったが、コミュニティFMは放送で儲けようと思わない方がいいのかもしれない。 別の何かでビジネスモデルを作り、そのプロモーションツールとして放送を利用するという風に考え直すとか。 コミュニティFMが例えば1000万とか2000万ぐらい…
少し前だが、ある人と霞ヶ関の総務省を訪れた。 一緒に行った人は、10年ぐらい前からコミュニティFMの立ち上げ業務を始めていた人。 その人は、今後もコミュニティFMを増やして、自分の仕事を維持しようと企図していた。 で、コミュニティFM担当の方にこう聞…
ある3セク系のコミュニティFMの社長さんに御会いした。 既にお仕事をリタイアされ、非常勤でコミュニティFMの社長をされているのだという。 ラジオは好きなので、喜んで社長をさせてもらっていると言う。 経営はまあ何とか利益が出る状態。 ただし、売上げ…
昨日、岸和田のだんじりの世話役の人と会った。 軽くコミュニティFMの話をしたところ、お祭りなどでは使えるかもしれないといわれた。 それは、参加しているものにとっては、今どんな状況なのかまるでわからないらしい。 だから、今何がどこで起きているのか…
西日本を台風が襲っている。 外は激しい雨と風。 さて、コミュニティFMの皆さんは奮闘されているだろうか。 ほとんどの人は、こういう状況で一番頼りにしているのがNHK. 天変地異に一番強いメディアはNHKということを否定する人はいまい。 現に今、私…
一週間の予定で東京を離れています。 全国のコミュニティFMの視察とかすれば、この欄も説得性が出てくるのでしょうが、顔を出せて2つか3つぐらいかも。 いきなり来られても迷惑でしょうから、やはり前から付き合いのあるところに限られてしまいます。 この…
コミュニティFMの成功モデルといえるかどうかは別にして、タウン誌を同時に発行している局などは、そこそこスポットも入っているという。 タウン誌の広告を受注したついでに、コミFのスポットも受注するというパターン。 確かに、クライアントにすると一口ぐ…
商売にはビジネスモデルというのが当然ながら必要だ。 10年ほど前は一軒もなかった携帯電話ショップが、今やどの商店街にも雨後のタケノコのように生まれた。 携帯電話のビジネスモデルというのは、確かにユニークな、従来のビジネスモデルを超えるものであ…
大きなFM局の編成というのは誰が決めているのだろうか。 そりゃ、編成局とか編成部のお偉いさんが決めているのでは?と答えが帰ってきそうだが、私の経験ではどうもそんな感じがしない。 最終的な編成に責任を持つのは勿論、局長とか部長なのだろうが、不…
ついでに面白い話でも聞いてきます。 書ける内容だったら明日にでもアップしますので、今日は御容赦ください。
ある広告代理店の人と話をした。 いくつかのコミュニティFMの成功例みたいな話になったのだが、今日はその一つを書いてみる。 その局は、ある企業が全面的にバックアップしているコミュニティFMである。 県庁所在地にあるのだが、ライバルは同じ県にあるFM…
小泉首相ではないが、コミュニティFMも色々で、一概に断定したりできないことを痛感する。 毎日、地道に努力している局、人々の善意に支えられている局、小さくとも和気あいあいと番組作りをしている局。 確かに経費削減、経費削減と追いまくられている局が…
ケーブルテレビで昔のドラマをよく放送している。 懐かしいと言う気持ちもあり、作品もよくできているのでつい見てしまう。 ケーブルテレビのファンの中には、こういう過去ドラを見たいために加入している人もきっと多いことだろう。 コミュニティFMはケーブ…
コミュニティFMを同時放送するためにインターネットは使えるかということを考えたことがある。 結論は、今のところ無理ということになった。 コミュニティFMのネット環境がバラバラで、ゲインが常に得られるかどうかわからないというのがネックだった。 なら…
コミュニティFMはもっとネットワークを組んで、共同で番組を売ったりイベントをしたりしたらいい、とよく言われる。 それはその通りだと私も思う。 だが、なかなかうまく行かない。 5年ぐらい前に、コーデックを使ったネットワークの構築が検討されたと記憶…
当たり前のことを当たり前のようにする。 それがなかなかできないのが、人間社会のようだ。 あまりにも背伸びし過ぎて失敗する人がいたり、力があるのにわざと努力しなかったりする人がいたり。 あなたはそこで、自分のできる最大限のことをやって下さい。 …
いいDJがひとり出れば、放送局は成功するというものでもない。 孤軍奮闘みたいな形になれば、結局長続きしないものだ。 いい編成マン、いいプロデューサー、ディレクターがそばにいてこそDJは実力を発揮するものなのである。 俺がいるからこの放送局は持…
少し、極端すぎるかもしれないが、私はコミュニティFMに図書館的な機能を付与してもいいような気がする。 図書館には、著作権法上いくつかの優遇措置がある。 本来購入してしか読めない本を、公共の利益ということで無料で地域住民に読む機会を提供している…
子供のころ、ラジオの朝にはよく浪曲がかかっていた。 広沢虎造の「旅ゆけば〜」とか、「江戸っ子だってねえ、神田の生まれよ」なんて台詞も覚えたりしたものだ。 何も考えずにボーと聞いているとなかなかいい気分である。 そこには人の喜怒哀楽、生きざまが…
コミニュニティFMにボランティアで出て下さる人は大事にしないといけないのは事実だろう。 忙しいのに、手弁当で、自分が集めてきた情報を一生懸命紹介してくれたりしているわけだから、実に貴重な存在だ。 だが、例えそうでも編成の人間はそれに流されて…
ラジオというのは、形よりも心の方がずっと大事だと思う。 形式だけは、東京のFM局と同じ。 だけど、中身がない、心がないでは誰も聞きたくない。 ただ音楽だけが流れているという時間も多い。 何のコンセプトもない、ただの垂れ流しだとだんだん聞く気が…
70年の頃、FM大阪の番組に「しんくう地帯」というのがあった。 日曜日の深夜3時から朝にかけての生番組だった。 当時は、日曜日の深夜はどの放送局も電波をとめていた。 ラジオファンにとっては、少し寂しい時間だったのだが、そこへFM大阪が何を思っ…