フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMを一括りにはできない

コミュニティFMにはいくつかのパターンがあり、同じ土俵で語ることはできないというコメントが寄せられています。
確かにそうだと思います。
個人的な感想ですが、コミュニティFMとしてそこそこ健闘されている局のほとんどが次のパターンに入っているようです。
1.中堅都市に存在し、近くに大都市が存在しないこと。
2.地方自治体、地場産業などが協力的であること。
3.事業のイニシアチブをとる人材が存在がすること。
大都市のコミュニティFMはライバルが多すぎて、体力勝負になったらどうしても見劣りしてしまうというのも辛いところかもしれません。
コミュニティFMを一括りに考えることができないというのも、考えたら広域ラジオも同じという気がします。
首都圏のキー局、大都市のいわゆる準キー局や独立局、拠点都市のネット局、地方ローカル局というパターンが存在すると思うのですが、こちらもラジオ局として一括りに考えることはできないのではないでしょうか。
系列局の会議などに出席しますと、話はたいていキー局がまとめ、方針などを提示し、それに関して準キーや拠点都市局が意見などを言って終了するのが普通です。
地方ローカル局は専らお説拝聴で、後はどうぞよろしくというところでしょうか。
予定調和というか、暗黙の了解でもあるように議事は進み、それで系列局はどこも安泰で終わるのが美しいのでしょう。
こんな姿、コミュニティFMの集まりにはありえないと思われます。
予定調和の姿が見えない以上、コミュニティFM局が共存共栄するとしても限度があります。
コミュニティFMにはお手本がない、既存の広域局を形だけまねても予定調和の実感がないのは仕方がありません。
コミュニティFMは一度自分達を白紙にして、商売のやり方を根本的に改善すべきだと強く思います。
皆さんからのメールで、少しずつそういう動きが出てきているのを感じるようになってきました。
心から期待したいと願っている私です。