フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMはどうなる・2

さて、インターネットラジオに関する私のニーズを少しずつ話そうと思います。
ブロードバンド時代になり、インターネットラジオが手軽に聞けるようになって、ほぼ毎日聞いていた放送があります。
それは、大阪MBSの「ありがとう浜村淳です」のインターネット版でした。
東京にいると、どうしても大阪の情報が入りにくくなります。
関西出身の私としては、長く東京に住んでいると大阪のネイティブな情報に少し飢えるようになるのです。
その時に、浜村師匠が毎日名調子で大阪の情報を流してくれるインターネット放送は、私にとって癒しのひとときでした。
東京にいて、普段は聞けない放送、触れることができない情報は何ものにも変えがたいとでもいいますか。
MBSがインターネット放送を始めたのはいつからでしょうか。
私が一番聞いていたのは、2000年前後だったと思います。
最近は、大阪にちょくちょく行くようになったためか、大阪の情報への飢えはなくなり、浜村さんの番組をインターネットで聞くことはほとんどなくなりました。
MBSのインターネット放送は、今ではたまに笑福亭鶴瓶さんの「ヤングタウン」を聞くぐらいでしょうか。
映像つきで流れているのですが、ラジオに映像はいらないよという気分も少しあります。
映像がつくと、これはもうラジオじゃなくて別のメディアという感じがしませんか。
なお、これらはどちらもオンデマンド方式です。
サイマルラジオはすべてリアルタイムのストリーム方式のようですが、これはリスナーABCさんもコメントされていましたが、オンデマンドのコンテンツもあっていいのではと私も思います。
ところで、今までに書いたことの一つのキーワードに「情報への飢え」というのがあります。
インターネット放送というのは、普通の人にとって垣根は低くありません。
聞くためには、何らかの試練(!)が必要です。
普通のラジオのように気楽に聞ける、どこかのボタンを押せばすぐに音が出るというものではありません。
つまり、ユーザーからすると、そこまでしてインターネットラジオを聞きたいという気持があるわけです。
それが、私の言う「情報への飢え」なのです。
これがインターネット放送に対するユーザーのニーズということになるのですが、それは又明日書くことにします。