フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

おいしいラジオ・6

ラジオは儲かると思うから手を出した人が多いと思う。
コミュニティFMも、そういう感じで多くの人が手を上げ、いつのまにか200局を越えた。
やってみたら、完全に当てが外れた。
電波を出せば、地域の皆さんが参集してくれる、あわよくばお金を持ってきてくれるとでも信じていたのだろうか。
ミュージックバード出身者としては、そんなことあるはずないと思ったものだ。
広告効果がなければ、コミュニティFMに金を出すクライアントなんかいるはずがない。
一体、コミュニティFMにどんな広告効果があるのか。
コミュニティFMを始めようという人がこう言っていた。
今のところ、AさんとかBさんとかCさんとかが、広告を出してくれる予定です。
多分、あそこもここも出してくれるでしょう。
みんな期待しています、大丈夫です、心配しないで下さい。
甘いよと私は思った。
そりゃ、一回は出してくれるかもしれないけど、効果がないとわかればそれで終わりだ。
例え、出す金が10万でも、それが12万、20万になると思うからコミュニティFMのスポットを買ってくれる。
それが、聞いたか聞いてないかわからないようでは、後は続くはずがない。
私の言葉がどれだけ耳にとどまっただろう。
費用対効果というはやりの言葉を使っても、コミュニティFMの広告が下手をすると無駄遣いになることは容易にわかるはず。
コミュニティFMへの出稿が本当に意味があるようにするにはどうしたらいいか、その答えを何も用意しないで出稿が継続することを期待するなんて無謀としか言いようがない。
ラジオはおいしいと聞いた、だからコミュニティFMもおいしいはず。
そんな気持でコミュニティFMを作った人たちは、多分後悔しているだろう。
バラ色の夢ばかり語ったコンサルタントへの恨み節もあるだろう。
しかし、二度も三度も読み返してほしい。
コミュニティFMは儲からない、でもそれ以上にあなたが得られるものは大きいはず。
それだけでも、コミュニティFMの価値はある、そう信じているから、私はこのブログを毎日埋めているのかもしれない。