フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの力

全国で講演会をするのでプランニングを手伝ってほしいと言われた。
今回は、ラジオを使ってプロモーションを考えているので、私が詳しいだろうと白羽の矢が立ったらしい。
で、ラジオをどう利用するかについての質問を受けたわけだが、その中でコミュニティFMのことが出てきた。
今回の講演会は、市や町を単位に展開したい。
ついては、コミュニティFMを使った案を考えたいのだが、どう思うかと聞かれた。
え?コミュニティFM
コミュニティFMを講演会のプロモーションの核にするつもりですか?
少し虚をつかれてしまった。
そんな力、コミュニティFMにあるのだろうか?
コミュニティFM関係者にお聞きしたいのだが、例えば、啓蒙を目的とした講演会をやるにあたってコミュニティFMのできることは何なのだろう。
一番いいのは、東京で全体のフォーマットを作り、資料なども作ってコミュニティFMに送れば、後の作業はすべてコミュニティFMがしてくれることだ。
場所の選定、申込、当日の動員、警備、ケータリング、出演者の送り迎え、各種資料の配布等。
やる以上、主催者も出演者も講演を聞きに来た人も、皆さんが満足してくれないと困る。
もちろん、かかった費用や電波料名目での予算をお渡しするのが前提だ。
安心して任せられる局が一体どれぐらいあるだろうか。
私の印象では、スタッフの方は番組を作るのが精一杯で、とてもイベントを仕切る所までは行かないような気がする。
結局、東京から人を派遣し、協同で作業を行うしかないのではと私なら思う。
というのは、県域FM局でも、100%安心して任せられるような局は多くはないからだ。
今までの経験でも、任せっぱなしにすると何が起きるかわからないのが常だった。
基本的にコンセプトを理解していないため、ちぐはぐな対応が生まれたりするのだ。
言われたとおりにやればいいというスタンスで、とにかく基本的な部分しか考えてくれない。
確かに、県域FMといえど、そんなに優秀なスタッフばかりではないだろうし、とにかく会場に行って、何事もないように見ていてくれと言われただけの社員の方もいる。
事業部などというものの存在があるところは少ないし、自主管理的イベントも年に数度ということになれば、ノーハウも育たないのは目に見えている。
県域FMでこれだから、さてコミュニティFMは?
この話のつづきは又明日。