フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

おいしいラジオ・4

「おとなしく口をあけていたら、広告代理店とキー局がお金を流して込んでくれた?」
私の体験談ですが、まあまあ本当です。


上記は、2008-6-14に書き込んだことだが、「へ〜、そうなんですか」という反応をいただいたりした。
2008-3-29では私はこう書いている。


放送局のビジネスモデルは、放送局が作ったわけではない、そのほとんどが広告代理店が作ったのだともいえそうだ。
電通とか博報堂とか、一流の広告代理店が一流のプランナーとマーケッターを動員して今の形にしたのだと。
放送局なんて、早い話「キャリア」に過ぎないとでもいうか。
ブランドを自分達で作ったのだと錯覚しているのだ、その証拠に自分だけでは一流ブランドを作るノーハウを持たない・・・。
ラジオとなると、もはやブランド価値は落ちる一方。
その理由は、一流広告代理店が次々にラジオという商品を売るための投資を減らしているから。
こういう指摘をあからさまにする人は、今まであまりおられなかったのではないか。
放送局のビジネスモデルは広告代理店が作ったといわれると、何となく納得される人も多いのではないかと思う。
テレビやラジオが何かを作ったわけではない。
それらは広告代理店の戦略の下、一流のブランドとして機能したのである。
その証拠に広告代理店が関与しない放送局(ex.コミュニティFMやCATV)は、放送局としてのビジネスモデルを完全には確立してはいない。
コミュニティFMが既存のFM局に教えを乞いにいったり、ラジオ局OBをスタッフとして迎え入れても大した役に立たないのは、多分そういう現実があるからだろう。
ラジオ関係者に、ビジネスモデル創造のノーハウなどない。
何故、テレビやラジオが今のようなビジネス慣行を作ったのか、その源流は広告代理店にある。
おいしいラジオは、一流の広告代理店がブランディングに成功した実例ではないかというのが私の意見。
そうではない、という反論があればぜひ聞かせてほしい。
それを自覚するとしないでは、今後のラジオの生き残り戦略はずいぶん違うと思うのだが。