フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMはどうなる・3

さて、キーワードの一つに「情報への飢え」というのを提起しました。
わざわざ番組を聞くという行動を生み出すのは、「情報への飢え」ではないかということを私の体験を例にして書いたわけです。
ローカルのコミュニティFM局がJ-WAVEの放送を再送信するのは、結局地方のリスナーの「情報への飢え」ゆえではないかと思うのです。
わざわざコミュニティFMを聞く→J-WAVEを聞きたいからという構図です。
県域FM局はTFMからのネット番組(一部JFN制作もありますが)ですが、地方のリスナーはJ-WAVE>TFMという意識もお持ちのような気がします。
どちらがおしゃれですかと聞くと、まず半数以上はJ-WAVEを選ばれるでしょう。
実際にはそれほど違わないと言われる方もおられるかもしれませんが、ブランド戦略としてはJーWAVEの方が一枚上というのは否定できないと思います。
私のような大阪人からすると、地方で東京の天気や交通情報を聞いて何が面白いのだというのが正直な感想ですが、それを含めてでも流れる情報は有意義と判断されているようです。
そういえば、J-WAVEの担当の方も、前は再送信に当たってコミュニティFM用のアレンジをしないといけないことを邪魔くさがっていたようですが、最近はあまりそんな話は聞こえてこなくなりました。
アウトソーシングとか、色々工夫されたのでしょうね、今の内実は知りませんが。
J-WAVEの場合、ミュージックバードと違って、採算がとれているコンテンツの二次利用にすぎないわけですから、普通なら文句なんか出ない、むしろウェルカムではないかと思ったものでしたが。
さて、インターネットラジオです。
放送する側のニーズは、コミュニティFMがサービスエリアが狭いために聞きたい人が聞けない、そのために、それをインターネットラジオで補完したいということのようです。
それと同じ発想はTBSラジオ「アクセス」にもあります。
聴取率調査週間だけ、「アクセス」をインターネットで流すのです。
ふだん聞けない地方の方、入りにくい場所におられる方に、楽しんでもらおうというのが趣旨だと放送では言っています。
ネットされていない大阪地区のクライアント対策なのかもしれませんが、確かに東京から大阪に転勤された方にとっては、懐かしいのでちょっとは聞いてみようと思うかもしれません。
私が「ありがとう浜村淳です」を聞きたいということと同じでしょう。
浜村さんの番組は東京だけではなく、遠くは南米のブラジル、ヨーロッパのチェコあたり、その他全世界で聞いている関西人はいるようです。
さぞ、現地での「情報への飢え」はすごいんでしょうね。
明日もこの続きを。