フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

Radio2.0

9/27、秋葉原で行われたインテルのイベントでTBSによって紹介された概念、それがRadio2.0である。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060927/intel.htm?ref=rss
早い話、Web2.0的な、RadioであってRadioでない、新しい音声メディアとしてこの言葉を使っているようである。
個人的には、なかなかいいネーミングだと思う。
デジタルラジオRadio2.0はもはや旧来のラジオと同じ地平を歩むのではない。
全く違ったメディアとして、いよいよスタートするのだというメッセージがこもっているとでもいうか。
ただ、Web2.0は、すでに事業を展開しているGoogleとか、Yahoo!などといった例があって何とか具体的な説明が可能だが、このRadio2.0、その実態はなんだかわからないのが実情だろう。
重層的多次元的ランダムアクセス的なラジオ?
私の中ではデジタルラジオの位置というのがあいまいだが少しずつ見えてきているように思う。
だから、Radio2.0という概念は正しいような気がするのだ。


今までのラジオは、こうでした。
でも、Radio2.0は、それらを包含しつつも全く新しい多次元的メディアとして進化するのです。


そういうメッセージとともに、デジタルラジオがスタートする、そんなイメージを抱かせなければ誰もデジタルラジオに興味なんか持ってもらえないと思う。
アナログがデジタルになっただけとしか見えない、そんな感想を持たれたら終わりだろう。
CS-PCM放送、BSラジオの失敗を重ねる愚は何としてでも避けてほしいと思うのだ。
ところで、イベントで紹介されているエスケイネットの受信機。
カードスロットル型のようだが、これができるとワンセグテレビもデジタルラジオも私のパソコンで簡単に使えるようになるのだろうか。
2〜3万円ぐらいなら買ってみようかなと思ってしまった。
12月にauから三セグが聞ける携帯電話型のチューナーが発売されるそうだが、さてどちらが使い勝手がいいだろう。
しかし、まもなく三セグ放送をTFMが始めるという話を聞いたが、そんなに簡単にコンテンツが作れるのだろうかと心配である。
本当は、心配しているひまなど私にはないのだが、どうも情報不足で戸惑っている最中。
29日にデジタルフォーラムの情報交換会があるというので、そこで新しい話が出るのかもしれない。
ちょっと注目してみたいと思う。