フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

マルチプレックス白紙?

8/29のこの欄で、デジタルラジオが迷走しはじめたと書きましたが、先日やっと内容が業界紙で取り上げられました。
意外と皆さん口が堅かったようですね。
やはり、下手に情報を流して総務省の機嫌を損ねたくない、ということなのでしょうか。
で、何が起こったかについてですが、一言でいって、昨年提出された「デジタル時代のラジオ放送の将来像に関する懇談会報告書」が白紙化されたということです。
業界紙にある「行政側一転・ラジ懇の方向性否定 」というのはそういう意味です。
マルチプレックスを作れば、4〜12chの帯域をデジタルラジオに使用することを認めるという方針がご破算になってしまいました。
この間、変な動きが色々あったようなのですが、結局仕切りなおしというか、一から検討のやり直しみたいな話に。
来年の3月には本放送開始、なんて話もなくなりました。
何だよ、それ、迷惑な話だなあという声もちらほら。
せっかくデジタルラジオの端末を開発しても、放送が始まるのがますますいつかわからなくなり大弱りのメーカーもあるようです。
でもまあ、業界も少し混乱気味だったから、これで正常化した話ができるようになりますよという関係者もおられます。
私も、マルチプレックスをあまり評価していなかった一人なので、構想が白紙化された以上、もう少し合理的な行政的判断がなされるよう願ってやみません。
デジタルラジオが今後どう推移していくのか、ひきつづき注意して見守っていこうと思っております。