フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

初動が肝心?

震災が起きた時、コミュニティFMに何ができるでしょうか。
阪神大震災の時、在阪局の知人から聞いたことは、ほとんどの社員が会社に行けなかったということです。
自分が被災している人もありますが、交通機関がマヒして一歩も動けなかった人もあったそうです。
その環境で、ラジオ局が情報を流すなんて簡単ではないということがおわかりでしょう。
情報が混乱する以前の問題、つまり情報の出しようがなかったということです。
ある知人は何とか局にたどりつき、辛うじて出社してきた人間だけで、取材体制をひいたということを私に話してくれました。
社有車に乗り、携帯電話だけを持って現地へ飛んだ。
それから1日中、現場から情報を流しつづけたとその人は言っておられました。
2日目ぐらいから、何とか社内でも体制がとれるようになり、そこからは情報がスムーズに流れるようになったのだそうです。
確かに災害には、初動が大切だと私も思います。
しかし、現実にはそれが難しいのです。
コミュニティFMにはたして、そういった初動体制を求めていいのでしょうか。
無理なものは無理。
精神力で何とかできるという問題ではないと思うのですが、実際の現場ではどんな対策を立てておられるのか、また教えていただければと思っています。