フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

保守派の壁・2

コミュニティFMをバンドル化して、商品価値を高めるという方法論は十分有効だと思っています。
何かのキャンペーンを200局のコミュニティFMが、同じ時間に一斉に同一クオリティで行えるのなら、広告メディアとしての認識は深まるだろうと思います。
これは前に私がクリアチャンネルでお話したことと重なります。
http://d.hatena.ne.jp/from3/20040831
しかし、それを実現するためには、CATVと同じ壁にぶつかるわけです。
コミュニティFMという「一国一城の主」の保守の壁です。
改革しないといけないとわかっていても、どうしていいのか答がないのがほとんどのコミュニティFMの現状だと思われます。
どうしていいのかわからない時、一番いいことはできるだけ現状を変えないことだという人もいます。
答もないのに、むやみやたらにいじれば、かえって混乱を持ち込むだけという指摘も一理あります。
今、何とかやれているなら、触らないほうがいい。
余計なお節介はいらないというのが本音かもしれません。
まさに私の書いていることなど、大きなお世話のかたまりなのでしょう。
私は、こういった保守派の壁を壊そうなどという立場にはありません。
むしろ、無理して改革しようとしても、結局こちらがしんどい思いをするだけだと思っております。
私はコンサルでもなければ、コミュニティFMでビジネスを図ろうと考えているわけでもありません。
日々の作業の中で、様々に問題意識をもっておられるスタッフの方にエールを送りたいだけです。
一国一城の主の方に取り入るつもりもありませんし、どこかの資本と組んでコミュニティFM業界を再編成しようとも思っておりません。
何が正しく、何が間違っているのか、そのための指針を私の知識の範囲内で提供できればそれでいいと思っています。
最近、本当に多くの方がコメントを書いていただいたり、メールを送ってくださったりしています。
まだまだ学ぶことがある、率直な私の感想です。