裏金

昨日の某編成局長との飲み会。
酔いが深まれば深まるほどやばい話が続出。
そのまま書くわけにはいかないので、前から思っていたことを交えながら少し書いてみる。
話はキックバック、つまり裏金のこと。
記憶に新しいのはNHKのプロデューサーのスキャンダル。
以下は、2005年12月の産経新聞の記事。

紅白歌合戦などの番組制作費詐取事件で詐欺罪に問われた元ＮＨＫチーフプロデューサー、磯野克巳被告（４９）の公判が二十六日、東京地裁（村瀬均裁判長）で開かれ、磯野被告は「プール金（裏金）を作ることが大きな仕事のひとつで、どれだけ作れるかが能力。最低年間二千五百万円、目標は三千万円と上司から言われていた」と証言し、裏金作りは仕事という認識だったと強調した。
　また、磯野被告は「（昨年十二月四日の逮捕前に）ＮＨＫの人間からタイかフィリピン、香港に半年ほど逃げろ、ＮＨＫのことは話すな、金はすべて私的に使ったことにしろなどといわれた」と述べ、逮捕直前には三週間ほどＮＨＫが用意した都内のホテルに宿泊していたことも明かした。

最終的には5年の実刑判決が出て、多分今も服役中のはず。
スケープゴートとでもいうか、見せしめとでもいうか。
そんなこと皆やっているじゃないか、と本当は言いたいのだろうが、もはや聞くものなし。
何度も書いていると思うが、放送は利権のかたまり。
それは民放でもNHKでも変わらない。
テレビの方が裏金の単価も高い、ラジオなんかかわいいものだと言う人もいるが、恩恵に預かる関係者の数がテレビとラジオでは違うのも確か。
ラジオだと、受益者（裏金受取者？）は一人だけ、なんてことも。
当り前のことだが、利権は金に変わるのだ。
私なども、何度自分の裁量を金で売ってくれと言われたことか。
海外招待、夜な夜なの接待。
さすがに、業界に金がなくなりつつある昨今は目立たない感じはあるが、それでも蛇の道はへびということで・・。
さて、不正をどうするかでお悩みの編成局長。
パンドラの箱をぶちまけるようなことは自重されたほうがと思ったりして。