国会中継

車に乗りながらNHKラジオで国会中継を聞く。
道路特定財源で蒟蒻問答を長々とやっているが、ラジオだと発言者の感情みたいなものが浮き出てきてそこそこ面白い。
テレビだと直情的になるというか、ストレートに表情を見たりするのであまりいい気分になれない。
政治的発言の本質を知るにはラジオの方が相応しい、そんなことをいつも思ってしまう。
ま、そういうことで国会中継をウォッチするならラジオが一番、というのが今の私の結論。
最近、ますます映像が嫌いになってきた。
映像を作って流す側の意図が露骨なのである。
うまくマインドコントロールしてやろう、見終わったらこういう気分にならせよう、とでもいうか。
ラジオの演出力には肯定的だが、映像の演出力には権力の恣意性を感じて落ち着かない。
映像は怖い、嘘と真実の区別が本当にわかりにくい。
ラジオだと、嘘を嘘と感じられる瞬間がある。
オレオレ詐欺なんか、ラジオ派の方がテレビ派より、引っかかり難いと思うのだがどうだろう。
別にすべてを疑っているわけではないが、声だけを聞いていても認識できるものが多い。
ラジオはその能力を高めるのでは。
「ラジオは脳にきく」みたいな話だが。
皆さん、テレビなんか見るのはほどほどに、もっとラジオを聞きましょう。
そんなキャンペーンを、ラジオ業界はやるべきではと考え始めている。
ラジオにはキャンペーンがよく似合う。
もっとラジオを聞こうキャンペーン。
テレビを見ていると、あなたはますます騙される体質になっていく・・・。
などと思いつきを書いた。
今は、深く考えている時間が本当にない。