フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの受信

あるコンサルタントの方と、最近のコミュニティFM事情について情報交換をした。
特に強調されておられたのは、コミュニティFM設立のための費用がぐんと下がったということ。
機材の入札などがあると、とんでもなく低い価格で札を入れてくるところがあるとか。
安い機材は安いだけの価値しかないのに、とその方。
私も安い機材よりは故障しない機材を推奨する立場なのだが、使い勝手がさほどよくない高い機材を入れられたコミュニティFMの話を聞くと、高ければいいわけでもないのにと思ったりする。
使い勝手がよくて、なるだけリーズナブルな値段の機材を入れるのが正解だと思うのだが、じゃあ、商品としてどれがいいのかまではよくわからない。
現在、あるコミュニティFMから相談を持ちかけられているのだが、具体的なシステムの名前を出すのはやはり躊躇してしまう。
コミュニティFMのような規模の放送局にマッチする放送システムって、結局何がいいのだろうか。
業者を呼んで、自分の目で判断してもらうしかないのではと思うのだが。
コンサルの方との話で印象に残ったのは、コミュニティFMの電波が大して飛ばないことに局側があまりにも無知だったということ。
ビルの中では聴けない、家の中でもロッドアンテナでは聴けないと口をすっぱくして説明したのに、実際放送が始まって聴けないことがわかると、何とかしろと言われたりするのだとか。
コミュニティFMで一番がっかりすることは、市内でもさほど受信できないことのようだ。
コミュニティFMに何を期待していたのだろうか、設立者たちは。
県域局より、少し受信感度が落ちるぐらいにしか思っておられなかったようだ。
気の毒としか言いようがない。