フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの相談

伝を頼って、私にコミュニティFM設立の相談にのってほしいという問合せを時々いただく。
私でよければお話ぐらいは伺いますがと言ってご相談に応じるのだが、その内容は千差万別。
コミュニティFMを作りたいのだが何もわからないという人もあれば、作ろうとしているのだが暗礁に乗り上げた、色々な人が口を出すので混乱している、交通整理してほしいなどというのもある。
状況を説明してもらい、考えついた処方箋をあれこれと提示させてもらうのだが、結局それが役に立ったのかどうかわからないまま情報が途切れる。
便りのないのは良い便りなどというから、何とかやっているのだろう。
ただ自分でも少しもてあますのが、コミュニティFMを作りたい方がいるのでコンサルタントをやってもらえないかという問合せ。
つまり、コミュニティFMを作りたい方の代理の方からのオファー。
代理の方の情報はあくまで二次情報だから、作りたい方からの直接の話を聞きたいというと、では会いに来てほしいなどと言われる。
わざわざ会いに行くほどのものなのかと自問自答。
何ども書いているように、私はコンサルタントを生業にしていない。
会いに行って、結局何も決まらない、空振りみたいな感じで戻ってくるのも疲れる話。
また、私自身も乗り気にならない状況だったりもする。
だから、よほどのことがない限り、お断りすることにしている。
別の方を紹介することもあるが、その人を紹介したことでまた責任が生まれるのも鬱陶しいなと思ってしまう。
根本的にコミュニティFMは儲からないという気持があるから、後で紹介した責任を問われるのを怖れているとでもいうか。
でも、本当にコミュニティFMを作りたいという方から直接話があれば、少し話は別だったりする。
ビジネスとしてコミュニティFMはどうなのか、コミュニティFMを作るにはどんな作業が必要なのか、費用はどれぐらいいるのか、開局してからの費用をどこから調達するかなどを議論し、それでOKとなったら私自身がお手伝いすることもあるだろう。
ただし、これはビジネスだからフィーとして1000万ぐらいはもらう。
3年間のアフター保証つきで、その間はケアも十分にする。
高い?
そうかもしれませんね、何しろコミュニティFMのお手伝いをするわけですからね、並みの放送局をケアする以上に金がかかるのは仕方がないでしょう。
早い話、その額を提示することによって、コミュニティFM設立希望者をスクリーニングさせてもらっているわけだ。
コミュニティFMは金がかかるし、儲からないし、手間も多いが、それでも自分の夢を叶えたいと思われるならお手伝いするというスタンスである。
放送局を作るのは自分の家を建てるようなものだと思ってほしい。
家を建てたからといって、儲かるわけではない。
維持費もかかれば、修繕費もかかる。
だけど、それは夢の実現だし、自分の家を持つと言うことがどれだけ自分の人生を充実させるか。
そのための費用を、あなたはケチりますか?
波の数だけ抱きしめて」放送局が私の夢だと語るのも、それと同じ気持。
金なんか、ほかで調達してくればいいではないか。
これは私の夢、みんなの夢なのだから。