フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

学ぶラジオ

日曜日、一日外にいると言ったのにずっと雨。
「はじまりはいつも雨〜♪」と口ぐさむ。
何がはじまるわけでもないのに。


ヒマにまかしてラジオを聞く。
FM局を重点的に聞いたのだが、何か知的レベル下がっていないかと思ってしまった。
情報は流れているのだが、私にとってはどうでもいいフローな話題ばかり。
もっとストックになるような話題ができないのだろうか。
そんな情報、右から左へ受け流して終わりだろう〜♪
ストックになるラジオ、すなわち学ぶラジオというべきか。
私がよく聞く、永六輔さんの番組とか、久米さんの番組とか。
他人と話をした時、話題にできるような材料をどれだけ提供してくれるか、私がラジオに求めたいのはそれだ。
一部のファンしか聞きそうにない、新曲の情報なんて私はいらない。
いや、ほとんどの人がいらないはずだ。
それでも、そのファン層が聞いて商売になっているのなら何も言うつもりはない。
ほとんど、スポンサー、ついてないではないか。
レコード会社とか事務所とのタイアップとかで、少しは金になるのかもしれないが、音楽を媒介にしたFM局のビジネスモデルはジリ貧以外の何ものでもない。
もっとクライアントが出稿したくなるような放送ができないのだろうか。
若い人向け、それも知的レベル平均以下みたいな内容の番組に、興味をそそられるクライアントがそれほどいるとは思えない。
差別化されたリスナーにメッセージを送るのはかまわない。
だがもう少し、知的レベルを上げたほうがいいとは思わないか。
そうすれば、ブランド価値も上がると言うものだ。
前にセレブラジオを提唱したことがあるが、平均的なレベルの話題ではマーケットは作れないと考えるべきだろう。
教えるラジオではない、学ぶラジオ。
作り手側にセンスのないスタッフを入れてはいけない。
まず、己が学ぶ、それが学ぶラジオのはじまりだ。
例え、外に雨が降り続いていたとしても。