フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

人事と金・2

この欄を書き始めたころは、私の仕事はマネージメント8、現場2という配分だったような気がします。
あれから4年弱、今ではマネージメント6、現場4ぐらいのバランスになってしまいました。
マネージメントだけでは会社的に食えなくなったという面を否定はしませんが、私の放送局への問題意識が高まったからでもあるようです。
プロフィールに書いたと思いますが、この「フロムさんの大きなお世話〜コミュニティFM編」は、コミュニティFMの周りにあまりにも正しい情報が不足している、それを埋めるのが私の義務だと思ったからでした。
経営者の方には無駄な投資をなるだけしないように、負のスパイラルに陥っているコミュニティFMの現場の方々には、その原因は一体何なのかをお伝えしたかったのです。
この4年間で、コミュニティFMの環境はどう変ったか。
少なくとも、無駄な投資というのは格段に少なくなったようです。
また、コミュニティFMの方々が相互に情報を交換をされ、状況の打開に努めようとしておられるという印象が強くなったということもあります。
やはり、重要なことはコミュニティFM現場の情報発信なのだということを多くの方々が再認識され、「コミュニティFMはどうあるべきか」という議論が深まったのではと思われるのです。
ある方から、私のブログは業界の方や、その周囲の方への影響力が強いので、書く内容には細心の注意をしてほしいというご教示をいただいたりしました。
事実を伝えればいい、言いたいことをただ言えばいいという段階ではなくなったのかもしれません。
今までは、少し趣味の延長的なニュアンスがあったのかもしれないなと自戒しているわけです。
最初に書きましたが、最近の私はマネージメントという極めてクールな判断を要求される分野から、よりホットな自分を表現しないといけない現場での仕事を余儀なくされております。
理知的な言葉を飾りのように駆使していればいい世界から、剥き出しの自我を人に対して向けなければいけない立場へとシフトしたりしているわけです。
冗談じゃないぜ、まったく!
比喩的に言えば、そんなルサンチマンが充満する放送の世界です。
ま、根本的には私自身はマネージメントより現場が似合う人間のひとりなので、情念に右往左往する世界は嫌いではないのですが。
早い話、ここにあるのは人事と金、の世界です。
コミュニティFMの世界でも、結局一番難渋なのが、この人事と金なのではないでしょうか。
そういうことで、しばらくこの、人事と金の話でもしてみたいと思います。
引き続き、皆さんからのコメントをお待ちしております。