フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

代理店・2

コミュニティFMの方にとっては、広告代理店という存在はほとんど価値のないものかもしれない。
また、広告代理店にとっても、コミュニティFMは商売のツールにはなりえないと思っているようだ。
ある代理店マンが言っていた。
コミュニティFMが100局ぐらいセットになっているのなら売る気にもなるけれど、今のようにバラバラでは手間ばかりかかって利益なんかまるで出ないよ。
多分、そうなのだろう。
コミュニティFMが100局ぐらいの塊になっていて、それをセットで売れるならクライアントも金は出してくれそうだ。
実際、選挙の時にコミュニティFMをセットにして某政党に売った話もある。
ただ、その作業をした人は後に、あんな大変な作業をしたのにコミュニティFMから何の感謝もされなかったと不満を漏らされていたと聞く。
こういう事情を総合すると、コミュニティFMの問題はどうやら商品を売る側、つまりコミュニティFM側にありそうな気がする。
どうやれば自分達の商品が売れるか、買ってもらえるのかに関して何らのアイデアも持っていないように見受けられるのだ。
視野が狭いというか、放送業界の現状に対する認識をもっていないというか。
代理店からすると、コミュニティFMは自分達の商品化に成功していないというかもしれない。
売りやすい形にしてくれれば、代理店はいくらでも売るのにと言われる方もおられる。
その売りやすい形がわからないというコミュニティFM側の声も聞く。
卵が先か、鶏が先かみたいな話だ。
ただ、コミュニティFMが本当に自分達の商品を売ってほしいのなら、もっと自分達の商品に自信を持ってほしいという代理店側の気持はよくわかる。
売れないものは売れない。
放送業界だって、商売の基本は本来変るはずもないと思うのだが。