フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

セレブ・ラジオの可能性・2

OTTAVA」が成功するかどうか、個人的には期待しているが正直半信半疑。
TBSラジオの方が、「クライアントの反応も上々」などと言っておられると、少々楽観的すぎないかと不安になる。
マーケティングができてもいないのに、代理店とかスポンサーの宣伝部担当の方あたりの個人的感想で「評判上々」と思い込むのも危険である。
100人のうち、2人が聴けばラジオは成功だと私は書いた。
デジタルラジオとなると、100人のうち1人でも大成功かもしれない。
大都会で考えると、それでもリスナーは10万人ということになる。
これで商売できないようだと話にならない。
セレブ・ラジオという位置付けにすると、リスナーはもっと少なくていい。
1000人ほどリスナーがいればオンの字である。
1万人の中の一人をつかめばいいのだから、それほど難しくもないはずなのだが、さすがにセレブをつかむとなると金がかかりそうだ。
TBSラジオのブランドと資金力と人材があれば何とかなるのではと思うのだが、マーケティングが中途半端だと楽ではないかもしれない。
コミュニティFMでも、ある意味「ブランドと資金力と人材」さえ揃えば、セレブ・ラジオの可能性もあるかもしれない。
ただ、出力がやっと20Wの局にブランド価値を求めるのは無理かもしれない。
やはり、車で1時間ぐらい移動しても受信可能なラジオでない限り、メジャー的なイメージは出てこないだろう。
コミュニティFMはマイナー・メディアという既に固定化されてしまったイメージをどう変えることができるか。
セレブ・ラジオ以前に、メジャー・ラジオのイメージを確保しないと、コミュニティFMの展開は制限されそうだ。
さて、コミュニティFMをメジャー・メディアに変えるには?
明日から少し考えてみようか。