フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

雑談ですが

六本木の旧防衛庁跡に出現した「東京ミッドタウン」を見学してきた。
しゃれた若者の街だった「六本木」が、六本木ヒルズでIT化しセレブ化したわけだが、この東京ミッドタウンによって、ますます六本木をヒルズ風に純化させたような気がする。
一般人をよせつけない高級ホテル「リッツカールトン」、展望施設を持たない都内一の高層タワー「ミッドタウン・タワー」。
ヤフーやUSEN系の会社がタワーの大部分を占めているという。
ますます、一部の特権階級だけの街の演出が強まったという印象がある。
一般人は、観光客として周囲を徘徊することはできるが、中には一歩たりとも入れないとでもいうか。
そんな東京ミッドタウンだが、お客さんの数は半端ではなかった。
1万人ぐらいは常時いるのではないか、平日だというのに。
一体、東京にはどれだけの集客力があるのだろう。
至るところに新しい街が生まれていると言うのに、どこも人で一杯。
この東京ミッドタウンの他に、最初にも言った六本木ヒルズ
表参道ヒルズにアーバンドック ららぽーと豊洲、大手町の丸ビル界隈に、汐留シオサイト品川インターシティグランドコモンズ、オタクの聖地になりつつある秋葉原クロスフィールド、少し前だが恵比寿ガーデンプレイスやお台場周辺なども。
4月27日には、新丸の内ビルも誕生する。
来年には、赤坂のTBS放送センター周辺の大規模開発もとりあえず一段落する。
一体、東京にはどれだけ金が余っているんだよ、と言いたくなる。
とにかく、東京にいると地方の疲弊度を実感するのは難しいのではと思わざるをえない。
次はどこを開発しようか、そんな声があちこちから聞こえてきそうだ。
私の正直な感想、こんなに東京に建物ばかり立てて、どうしようというのだろう。
これから少子化の影響が出てきて、個人消費が伸びないのではという危惧があるにも関わらず、こんなに大きな消費の受け皿を作って大丈夫?
日本の経済政策って、将来的なビジョンがあるように見えて、実は行き当たりばったりだったりする。
構想は壮大、実施後は縮小再生産の繰り返し。
コミュニティFMも又しかり、か。
ということで、今日はちょっと雑談風に個人的な意見を書いてみました。