フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

営業の話・5

皆さんからのコメントやメールで色々学ばさせてもらっています。
番組を作る以上に皆さんが営業の問題で頭を悩まされていることもよくわかりました。


コミュニティFMにスポットを打てばこんな効果が出るという資料は重要だと痛感しております。
広告を出したいと思っても何の資料もなければ関係者を説得できないわけで、クライアントと言っても個人の勝手な判断で金を使える方は少ないのではと思います。
今でもそういう経験を私はしています。
あるプロジェクトを実施することを担当者とは決めても、その予算を了承するのは又別の機関。
いくら企画者同士もりあがっていても、その熱気は担当者以外には伝わりません。
予算を最終的に決める方は、ただ資料としてあがってきたものを評価するだけです。
何故、こんなプロジェクトが必要なのだ?
まず、それに答えを出しておかないといけません。
それがOKでも、何故、これをするのにこれだけの費用が必要なのだ?と問い掛けられます。
コミュニティFMにタイム提供とかスポット出稿などのプランが入っていると、コミュニティFM?何それ?という声が。
コミュニティFMとはこれこれしかじかで・・・。
資料はないんですか?例えばパンフレットとか?
ないんですよねえ、これが。
何故ないのか?多分、パンフレットを作ってもそれを見て広告を出そうと思うクライアントが少ないからでしょうね。
パンフレットを見て、コミュニティFMに広告を出そうという人がいるのなら、パンフレットであろうと番組表であろうと毎月発行しますよ、県域局のように。
しかし、そんなもの作っても、その制作費が回収できないのがコミュニティFMです。
だから、パンフなし、資料無し、ついでに広告効果もよくわかりません。
広告効果もわからないのに、金を出すの?無駄じゃない?
わからないから、ちょっと広告でも出して反応見てみようと思うんですよ。
たいした金じゃないじゃないですか、せいぜい数十万ですから。


などと軽くシミュレーションしてみました。
この答えで検討機関が満足するかどうかは、推して知るべしでしょうね。
広告効果を数字で求めるクライアント相手にコミュニティFMは太刀打ちできないでしょう。
県域局であろうと、広域局であろうと、同じようにクライアントの根本的な疑問には100%対応できていないのが現状です。
ましてやコミュニティFMにそれを望むなどとんでもないことといわざるを得ません。
コミュニティFMの販売促進のために資料を作ったとしても、それが結果的に販売促進につながらなければ制作するだけ無駄というのも事実。
何かこのあたりイタチごっこというしかないようです。
コミュニティFMは自分の懐具合と相談しながら、自分達を地道にアピールしていく、そういう愚直なやり方が今望まれているということかもしれません。
来週からコミュニティFMのそんな例を少しずつでもこの欄で紹介できればと思っています。


(お知らせ)
明日は、ノーパソコンデーにします。
この欄も休みますので、ご了承ください。