ＣＭの世界

私は、局ではコマーシャル制作担当には一度もなったことがない。
だから、コマーシャル・ディレクターの心得のようなものは正式には知らない。
だが、番組制作をするついでに、番組宣伝（番宣）用のスポットをその都度とったりしていたので、作る要領だけは知っているつもりだ。
少し前までは、ＮＨＫの人はコマーシャルとか、番宣スポットを作ったりすることはほとんどなかった。
作り方を知らないと言うか、何をどうチェックしていいのかわからなかったろう。
しかし、いつの間にかＮＨＫすらコマーシャルだらけになってしまった。
民間の営利関係のスポットはなくても、番宣とかＭＬＢとかＰＧＡの宣伝スポットが何の違和感もなく、ＢＳを中心に流れている。
ＣＭを流すことが、きっと放映権の契約に含まれているのだろう。
しかし、何かこれでいいのだろうか。
日本の企業のスポットじゃないからいい？
ＮＨＫの民間商標に対するガードの固さを知っているものには、何故これがスルーされるのか私は疑問なのだが。
話を戻す。
コマーシャルを作ると言うことは、番組を作るにあたっても大変勉強になることが多い。
何をどういう風に表現し、構成すれば、相手の心に届くのかを学習できる。
だから、コミュニティFMの番組を制作する人は、是非コマーシャル制作もやってほしい。
知り合いの商店とか企業に行って、私にコマーシャルを作らせて下さい、できれば、私の番組で流させて下さいと頼んでみるのもいいのではないか。
流してみて反応があるかどうか、意外と判定は早いような気がする。
とにかくサービスでもいいから、コマーシャルをとらせてもらえばどうだろう。
何か、ただ券ばらまくプロ野球球団みたいで嫌？
う〜ん、そうかなあ〜