フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの成功例

ある広告代理店の人と話をした。
いくつかのコミュニティFMの成功例みたいな話になったのだが、今日はその一つを書いてみる。
その局は、ある企業が全面的にバックアップしているコミュニティFMである。
県庁所在地にあるのだが、ライバルは同じ県にあるFM局なのだとか。
私は詳細には知らないのだが、その人の話によると県域FMと同じだけのサービスエリアを確保するために、県内のコミュニティFMと提携しているのだとか。
つまり県内ネットを構築することで、県域FM局と対抗しようというのだ。
コミュニティFM同士で、売り上げをどう分けているかは聞いていないが、考え方としてはとても面白かった。
やはり、仮想敵というか、競争相手はあった方がいい。
自分がその相手と戦えそうになければ、合従連衡しても己の勢力を増やす。
一つの県に、一つの県域FMしかないところには有効なやり方かもしれない。
ただ、実際にはどうなのだろう。
どこかの中心になるコミュニティFMが、他のネット局をゆるやかに支配する関係でなければむずかしいような気がする。
売上げを平等に分けろ、なんて言う局も現れるだろうし、うちの局はリスナーをこれだけ確保しているのだから、もっともらって当然なんてこともあるだろう。
あるコミュニティFMが成功した例が、必ずしも他のコミュニティFMの手本にはならない。
コミュニティFMの難しいところである。