フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの給料

コメントをいただいたので、ちょっとコミュニティFMの給料について書きます。
勿論のことですが、社員という身分をお持ちの方には給料は払われているでしょう。
ボランティアの方に頼っておられるコミュニティFMは多いですが、額はどうであれ出演者にギャラを払っておられるコミュニティFMもあります。
ボランティアは絶対に使わないという信念をお持ちの経営者の方もおられますので、コミュニティFMはボランティアでもっていると軽軽しく言うべきではないというのが私の意見でもあります。
さて、コメントで提起された問題「営業をしたら給料をもらえるのか?」についてです。
営業してスポンサーを獲得できるのなら、何もボランティアやったり、社員になったりする必要はありません。
代理店になればいいのです。
代理店と言っても店を起こす必要はありませんよ。
便宜上、代理店と言っているだけで、個人ブローカーと呼んでもいいですし、単なる仲介の労をとるだけだといっても問題はありません。
放送局は一般に代理店を通してクライアントの出稿を受けます。
直扱いというのもありますが、クライアントがよほどの信用性がない限り認められないと思います。(コミュニティFMなら直扱いは普通かもしれませんが)
放送局は、代理店に売掛金回収の義務を負わせます。
保証金も要求しますし、代理店に信用がないと思われたら「前金」を要求されます。
代理店とは、放送局にとってリスク・ヘッジなわけです。
その分、代理店は間に入ってマージンを得ることができるわけです。
私がコミュニティFMを相手に代理店をするなら、マージン50%を要求します。
例えばあるクライアントを月額10万円で番組提供が決まったとします。
一応電波料5万、制作費5万と割振ったとすると、マージンを電波料で2.5万、制作費で1万(制作費で半分とるのはさすがに気がひける)は要求します。
10万の営業で、3.5万の利益です。
これが5口ほどあれば、17.5万。
ま、小遣い程度にはなるかと思いますね。
実は、私はそういう仕事も今はしています。
代理店業だけで、月の売上は3桁はあります。
確実なクライアントさえ掴めれば、それほどの苦労もなく、そこそこの利益を得ることができるのです。
前にも書きましたが、コミュニティFMを商売の種にする広告代理店は多くはないはずです。
単位が10万じゃ、労多くして功少ないからです。
で、小遣い程度でいいなら、コミュニティFMの営業をする代理店をやってみてもいいかもしれません。
社員なら、上司からぼろくそに言われ、毎日長い時間を拘束されますが、代理店なら相手がもみ手をしながらすりよってくることでしょう。
で、時々ボランティアという名目で自分が売ってきた番組に出演して好き勝手にしゃべったらいいのです。
どうです、やってみませんか?