フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

金のない奴を仲間に入れるな・3

ラジオは、電波料と制作費を含めても、それほど高くないメディアではないかと思っています。
そりゃ、JFN38局ネットとなると、どうしても月額1000万円を越えるかもしれませんが、テレビよりははるかに安いのではないでしょうか。
ただ、クライアントが二の足を踏むとしたら、それは効果がはっきり見えないということにつきるでしょう。
では、そんな尺度のはっきりしないラジオにスポンサーがつくのは何故でしょうか。
それは、たいていの場合、クライアントの宣伝部の方、代理店の方がラジオのヘビーユーザーだからではないかと思うのです。
私が今つきあっているクライアントの方は、私以上にラジオを聞いておられます。
あの番組はこう、この番組はこう、今は何とかがリスナーの支持を受けている、などと解説までされます。
私のようにラジオを聞いている人は何万人といるはず、だからラジオに出稿するのです。
その人たちにリーチすることができたら、多分私たちの強力な味方になるはずですと言われます。
自分がそうだから、その人たちもきっとそう、多分ラジオへの評価というのはこのあたりにあるのかもしれません。
ラジオは何てたって、楽しい、リスナーが一番それをわかっている、だからラジオに広告予算を使うのですといわれると、結局私たちのすることは楽しいラジオ番組を作ることなのだと再認識したりするわけです。
コミュニティFMにそんな番組がどれほどあるでしょう。
よく、J-WAVEの番組があるからコミュニティFMを聞く人がいるのだと言われたりします。
しかし、コミュニティFMのクライアントでJ-WAVEの番組に出稿したいという方はそれほどはおられないでしょう。
やはり地元の人が地元で作った番組が一番出稿するのに相応しいはずなのです。
J-WAVEの番組だと、クライアントには何の発言権もありません。
ラジオが好きだと思っているのですから、そりゃ金を出す以上何らかのリアクションがほしいに決まっています。
コミュニティFMでもかまわない、それが面白ければ、地元の人に支持されているならば。
問題は、結局コミュニティFMの番組が面白いかどうかにかかってくるわけです。
面白い番組にするにはどうしたらいいでしょうか。
ボランティアに任せっきりで大丈夫でしょうか。
制作費ゼロに近い番組で、クライアントがこれなら出稿してみようかなといえるようなクオリティが保てるでしょうか。
やはり、最低限の制作費は必要なのだと思います。
まず、制作費、その後、クライアントの獲得という構図になるのではないかと思うのですが、さてそんな風にうまくいくかどうか。
明日もそんな話をするつもりです。