フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

過去のアーカイブ〜コミュニティFM3

さて過去のアーカイブの続き。
この当時は、代々木の駅前に事務所がありました。
とにかく、周囲で色んな事件が起こりました。
私が見た、驚くべき光景は、小田急とタクシーとの踏み切りでの深夜0時頃の衝突事件。
タクシーは必死に回避しようとして、小田急の車輪と車輪の間にはさまり完全にペッチャンコになった。
中で、負傷した運転手が何とか出ようとするが全く動けず、無理。
30分ほど、そのままという悲惨な状況だった。
あの運転手さん、どうしているだろうか。
ま、それはそれとして、単なる読み物としてこのシリーズ、お読みください。


2002-5-30 21:34
この毎日更新が始まってから一年あまり。
色々なことがありました。
ちょうど今頃、人殺しのレッサーパンダが働いていた場所がちょうど会社の目の前だったという事件がありました。
その日、マスコミと野次馬でごった返しておりました。
何故か、すぐその後、ひとりのミニスカートの女性が道のまん中に寝転がって、何かを訴えていました。
彼氏への、何らかのアピールだったようですが、理解不能でした。
それを起こそうとする男、警察官がどう対応していいのかおろおろしていました。
変なことばかり起こる街、代々木。
で、その代々木で又々、マスコミと野次馬が・・。
駅前で火事なのです。
一部がホームに延焼して、山手線、総武線ストップ中。
ヘリは飛ぶわ、サイレンはワンワン鳴るわ。
もうちょっと、代々木クン、静かにしてくれないだろうか。
ただでさえ、日本共産党の本部があり、右翼の街宣車がうるさいというのに。
しかし、これは社員とも感心したのだが、我々がサイレンの音を聞いて情報を得ようとしたのは、テレビでもラジオでもなく、巨大掲示板2chだったことだ。
ニュース速報の掲示板に、いきなり「代々木駅で火事!」と書いてあり、その後、レスがつくわ、つくわ。
刻々と情報が伝わってくる。
ガセらしきものも混じるが、どう見てもリアル情報というのがたくさんある。
その内、誰かが撮影した写真(やっぱり写メールでとってるのかな?)までアップされはじめた。
おそるべし、2ch。
え?コミュニティFMの話はどうなった?
あのねえ、賢明な方にはわかると思うのだが、つまり、コミュニティFMは、2chのような情報発信場所でないといけない、ということなのね。
コミュニティFMの情報なんて、少しもリアルじゃない。
既に誰かが発表した文書をただ読んでいるだけだったり、これからの予定を言われた通りになぞっているだけ。
今の情報等、どこにもない。
何のための生放送だろう。
遅れた情報だったら、地域の広報誌とか新聞の地域版にのっているだろう。
わざわざ、耳から聞きたいか?
インターネットの要素は、ライト、シンプル、リアルタイムだと前に私が言ったと思うが、これはコミュニティFMにも言えるかもしれない。
ごちゃごちゃした文章を読むな、耳腐る。
早い話、何言いたいねん、要点を言え、要点を。
古い話とか、どこかに書いてあった話とか、明日の予定はもうええ。
今どうなってんのかを伝えんかい。
それより、あんた、今何が起きてるのか、知らんのちゃう?
これじゃコミュニティFMなんか誰も聞かない。
音楽でもかけて、私の生活を邪魔せんようにしといてくれる、と言われかねない。
情報を流すのはけっこうなことだ。
要はどうやって情報を流すか、どんな情報を流すか、できれば誰が流すか、いつ流すか、どこの持っている情報を流すか、今その情報を流さなければいけない理由は?
最後に、その情報を誰に聞いてほしいと思って流しているの?
ほんと、情報を流すと言うことは、あんた達の国語の朗読時間ではないのだ。
うまく話すこととか、正確に話すこととか、元気を出して話すとか、そんなことばかり教えているんじゃないよ。
情報が生きていれば、どんな喋りがまずくても、客は聞くのだ。
中味がないから、形ばかり気にするんだ。
ま、中味がなくて、喋りがひどいと目もあてられんが。
ということで、今日もやや散漫な話になりました。
明日は、さて、どうなるものやら。


どうやら、火事はおさまったのかな、でも山手線が止まったら、東京の至る所で大混乱だろうな、環状線はこの場合どうしようもないというわけですね、、、
ま、そういうことで火事の顛末のお話。
2chのことが又出ているが、この頃は、本当に有益な情報ツールだった。
ニュース速報+なんてのは、この時代なかった。
有象無象の輩が増えて荒れる以前のニュース速報は、本当に地域のニュース速報で一杯だったのだ。
本文で書いているように、コミュニティFMとの親和性もあったのだ。
今は・・・、近寄らない方がいいかも。
ということで、次回もお楽しみに。

過去のアーカイブ〜コミュニティFM2

過去のコミュニティFM論の続きである。
勢いで書いているので、少し雑かなとも思う。
ご参考程度に。


2002-5-29 23:45
今日も、ゴタゴタしているうちに更新するヒマがなくなってきた。
「間違いだらけの・・・」は、もう少し時間がある時に書くことにして、今回は簡単にコミュニティFM論について語ってみる。
これは、あるコミュニティ関係者に書いたメールの一節なのだが、「番組はボランティアでも作れるが、リスナーはボランティアでは聞いてくれない」というのがある。
そう、放送を送る側は、誰でも気軽にできるが、それでリスナーが聞いてくれるかどうかはわからない。
送り手側はやはり、どこかプロでないといけないわけだ。
ボランティアであっても、エンタティナー的要素を持たなければ、客はついてくれない。
コミュニティはボランティアでもいいのだ、と簡単に言う人たちが多すぎるのがとても気になる。
番組らしきものは誰でも作れる。
それは、落語「寝床」の旦那が、浄瑠璃という素人芸を出入りのものに聞かせるようなものである。
浄瑠璃なんて、素人の芸は、ただうるさいだけで聞けたものではない。
みんな、つきあいで最初は嫌々聞いているのだが、そのうち用があるといって皆来なくなる。
食事つき、酒付きでもお断りということになる。
どこかの、役所から補助金が出ているようなコミュニティはたいてい、こういった寝床FMになる可能性がある。
それでも、客が聞くわけではないことは落語の通りである。
寄席の最初に出てくる前座の話なんか誰も聞かない。
お客はほとんどいない。
真打ちが出てくることになると、やっと客は増えてくる。
大相撲、BSを見ているとよくわかるが、幕下ぐらいまでの取り組み時には、客は数える程しかいない。
やはり、関取の相撲とは迫力も技量も違う。
そんなもの、見てやろうというのは、よほどの粋人か、親戚関係者だろう。
つまり、コミュニティFMなんか、幕下以下の客のいない相撲場風景そのものなのである。
県域FMになって、やっと十両
東京や大阪の大都市圏のFMになって、やっと幕内ということになる。
コミュニティFMが幕内のつもりで土俵に上がっても笑われるだけだ。
見るからに貧相、誰が見ても勝てそうにない、場違いを知らなければ、滑稽なだけである。
コミュニティFMはまず、以上のことを自覚することから始めないといけない。
その上で、どうしたら、私達のような番組でも聞いてもらえるのか、それを真剣に考えるべきだろう。
ということで、今日も軽いジャブみたいな話になった。
しばらく、違うことに頭を使う時間が増えるので、集中的に考えられないことをゆるしてちょんまげ、ね。


子供の頃は相撲が好きでしたね、近所の悪餓鬼といつも相撲をとっていました、しこ名は三根山、当時の大関で今の若乃花花田勝)をもう少しオッサン顔にした関取、何でそんなしこ名をつけたのかな?当時は専らラジオで相撲を楽しんでいました。ふれ太鼓が流れるとわくわくしたものです、、、
大相撲、今や八百長騒動で存亡の危機。
まさか春場所が中止になるなんて思いもしなかった。
力士の方はストライキなんか起こさないのだろうか。
自分たちの権利を守ろうとはしないのだろうか。
働くものの叫びを聞いてみたい気がするが。

過去のアーカイブ〜コミュニティFM1

さて、これから4月にかけて3〜4のプロジェクトを抱えているので、この欄を埋める精神的余裕が生まれないかもしれない。
そこで、この「フロムさんの大きなお世話」を始める前に、別のところで書いていたブログをしばらく紹介することにしたい。
コミュニティFMについてはだいぶ前から色々書いていて、このときのタイトルも「コミュニティFM」。
当時は、ITビジネスを本格的にやり始めた頃だったと思うので、出張などでバタバタしていたようだ。
では、その第一回目を転載する。


2002-5-28「コミュニティFM


ふう、東京に戻って最初の更新です。
でも、様々な資料作りとか、関係者へのメールを送ったりしていたら時間がどんどん過ぎて。
第一、近頃旅から帰ると、身体が無茶苦茶えらいのに気がつく。
前は、出張帰りでも、頭はびんびんに働いていたのに、今は身体の底から「無理だよー、今日はやめようよー」とオブジェクション。
それでも、無理矢理続けようと思うと、運動神経系を思いきりバイブレーション。
うわあ、キーが打てないー!
というのは、大袈裟だけど、しかし年と抗うのはほどほどにせんとあきまへんな。
さて、お約束の「間違いだらけのコミュニティFM」、今日は簡単な導入編。
掲示板2chのラジオ番組の欄にコミュニティFMのスレッドが立っている。
中で、NPO主導で京都三条に作ろうとしているコミュニティFMが話題になっている。
理念ばかりが先走って、すでに放送局作りは暗礁に乗り上げているというような投稿が目立つ。
NPO的な理念をふりまわすのでなく、スポンサーがつきそうな編成を優先すべきだという意見が強く出されている。
確かにコミュニティFMとはいえ、商業(広告)放送をビジネスモデルにしているのだから、一番考えないと行けないのはスポンサーであることに間違いはない。
スポンサーのいいようにされるとか、結局やりたくないことをやらされる、などという被害者意識が放送マンにあっては広告放送は成り立たない。
要は、どうやってスポンサーのニーズに合わせながら、放送局としての矜持を失わないかだろう。
これは、従来のラジオ局にとっても、何度も出て来た課題だ。
スポンサーのニーズにあわせれば、確かに売り上げは上がり、番組の制作費も生まれる。
その気になれば、中味のある内容も可能になる。
しかし、スポンサーと番組は、二律背反的なところが常にあり、スポンサーが口出しをすればするほど、リスナーは去ってしまい、さりとてリスナーに迎合していると、スポンサーは去ってしまう。
微妙なバランスの上に、日々の編成が形づくられる、それが放送局なのである。
確かに編成ありきだけでは、放送局の運営はできない。
しかし、編成をないがしろにして、リスナーはつかない。
しかも、放送局を志す連中は、誰もが自分の理想を持っていて、なかなか他者との妥協を好まない。
放送局経験者と言う人程、こういう種類の不満を持つようだ。
さて、どうするべきか。
続きは、明日のこの時間・・・かな?


すみませんね、まとめる時間が全くなかったので、中味のある話は明日以降に、て、このセリフいつも使っているような、、、
2chコミュニティFMのスレッドが立ったと書いているが、確かに当時はネットにコミュニティFMの話題がほとんどなかったことを思い出す。
上のブログは、完全オープンではなかったので、不特定の方々に情報発信するのは、1年半後ということになる。
かっては、2chも私にとっては貴重な情報源だったが、最近はその影響力も弱まったと言われている。
私も、ほとんど見なくなった。
時々ツイッター上に出てくると、参考程度に覗くだけだ。
ネット環境、本当に変わったなあと実感している。
さて、このコミュニティFMシリーズだが、7回まで続いているので、逐次私の保存用もかねてアップしていくつもりだ。
2002年5月というと、ちょうど日韓共催のサッカーW杯真っ盛りの時。
それに関する話題も少し出てきている。
後、ITを志す私にとって衝撃だった、板倉雄一郎さんの「社長失格」が話題になった年でもある。
その話も別に出てくるが、余裕があればその件もアップしようかな。
ということで、軽い読み物としてアクセスいただければと思う次第。

スタレビin東京タワー

from32011-02-14

さて、先日来ちょくちょくそれらしいことを書いていた、私のプロデュースによる東京タワーのイベントが発表になりました。
http://www.tokyotower.co.jp/cgi-bin/reg/01_new/reg.cgi?mode=1&no=1435
 TOKYO TOWER☆Heartful Presents Vol.1
スターダスト・レビュー 30th メモリアル・ギャラリー in 東京タワー」
といいます。
1981年にデビューし、今も音楽業界の一線で活躍しているスターダスト・レビューの30周年記念特別展示ギャラリーです。
(先日のNHK「SONGS」も感動的でしたね。)

今月2月22日(火)から、東京タワー フットタウン3F「TOWER GALLERY 3・3・3」で、3月9日(水)まで行われます。
会場内では、メンバー等身大パネルとの記念撮影コーナーをはじめ、レアグッズの展示、映像コーナーなどが予定されていますが、正直なところやっと全体像が固まった、ほっとしているというところです。
東京タワーさんもスターダストレビューも超ビッグな存在。
その間に入って調整するというのは、やはりハードなものがありました。
本番はこれからなので、まだ緊張の糸を解くわけにはいきませんが、やっと対外的に発表できたという安ど感はあります。
ということで、東京に出てこられる予定のある方、首都圏周辺の方、お時間あれば一度東京タワーまでお寄りください。
ほぼ毎日、現場でぶらぶらしていると思います。(ずっとではありませんが)
変な、やや大柄なメガネかけたオッサンがいたら、多分それは私かな?
そういうことで、今日は私の単なるプロモーション・コメントでした。

数字のマジック?

お笑いマスメディア論さんの2/12分で、FM海老名開局の情報が載っていた。
「22日にFMカオン開局、音楽や地域情報を提供/海老名」だそうである。


 内容は中高年向けのクラシック音楽や、地元の生活・経済情報、ニュース、歴史や史跡、文化の紹介などで、緊急地震速報などの災害情報も提供する。24時間放送で、開局当初は午前10時から同12時まで、午後1時から同3時までにニュースなどの生放送を予定している。
 FMカオンは地元で音楽活動を続けてきた市民グループのメンバーらが資本金2千万円を出資して立ち上げ、昨年12月中旬に総務省から無線局の予備免許の交付を受けた。行政の出資はないため、コマーシャル収入などで1日10万円程度の運営資金を確保するという。
おめでとうというべきなのだろうが、ちょっと気になるのが「1日10万円程度の運営資金を確保」というくだり。
1日10万円程度というと、何か数字のマジックで簡単なような気分になるが、月間に直すと300万である。
年間にすると、3600万円。
資本金の1.8倍である。
コミュニティFM経理状況にそんなに詳しくない私だが、営業をすれば簡単にかせげる額ではないと思うのだ。
大丈夫なのだろうか。
とにかく、1日に10万円確保というようなレトリックを何故したのだろうか。
月間の売上目標を300万円、なかなか高いハードルだが、みんなで努力すると言う方が正直ではなかろうか。
とにかく民間の資金だけでは、なかなかペイしないコミュニティFM業界。
行政の予算ができれば望みたいところだが、さてFMカオンさん、うまく船出するか心配である。

マイ・ウェイ

今、船出が近づく この時に
ふとたたずみ 私は振り返る
遠く旅して 歩いた若い日よ
すべて心の 決めたままに


私がプロデューサーとして参加する番組、何とか最後のディレクターも決まり、いよいよ船出の時が近づいています。
この年になっても、まだお話をいただけることを感謝するとともに、新しい航海のはじまりに胸躍らせるこの頃です。
今回の番組に参加したいという申し出をいくつかいただきました。
私は、今のところ全くのアウェーなので、すぐにどうこうという精神的余裕がありませんが、放送で何ができるかが確認され次第、皆さんに又協力を求めることと思います。
しばらくお待ちいただければ幸いです。


KDDIau)が始めるLISMO WAVE、業界の反応は厳しいものがあるようです。
一つの問題は、有料サービスであること。
出演者からすると、無料の放送だからあの条件で出ている。
有料だと話が違ってくるという主張は当然でしょう。
じゃ、例の315円から分配しますと後から言われても、ちょっと不信感持ってしまいますよね。(もらっても何百円程度だろうし。)
もう一つの問題は、それがKDDI(au)だけのサービスということ。
知らぬ間に、携帯電話会社の販促に利用されているだけではないかと。
やるなら、他のドコモもsoftbankwilcomも参加して、オールネット業界でやるべきで、それでなければ出演者としてのプロモーションメリットはないと考えておられるようです。
ネットの世界には色々な思惑が錯綜しています。
シンプルな構造になるのは、いつの時代でしょうか。

現場復帰

さて、色々都合があり、この日の分を少し手直し。
4月から、埼玉にあるNACK5の仕事をプロデューサーとして手伝うことになりました。
NACK5さんとは初仕事です。
現場の雰囲気はとてもよく、私の古巣とは偉い違いだなあと感じています。
どんな放送がここから生まれるか、私も楽しみにしております。
気分はアウェーなので、慣れるまでが大変。
番組がかたまれば、またここに書かせていただきます。
よろしくどうぞ。