フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

同床異夢

さて、昨日から幕張メッセでInterBEE2010が始まりました。
木村太郎さん率いる湘南ビーチFMも昨年に続けて参加、デジタル時代到来に向けての意欲的なチャレンジをされています。
今年は、電波の空き枠を効率的に使うプラン、ホワイトスペースについて木村さんは語っておられます。
まさに来年は放送ビッグバンの年だと位置づけられ、若い人たちの新しい電波領域を使った意欲的な企画が次々に出てくることを期待しているとのことでした。
対談でも野村総合研究所の方が言われていましたが、電波業界のイノベーターは圧倒的に通信業界の方で、放送業界はただ受身的にデジタル革命を甘受してきただけともいえます。
ビッグバンと言っても、放送業界はただ自分の権益を守ることに専念する傾向は否定できません。
radikoに対する態度もまた同じです。
通信業界(ネット業界含む)が提案するプランに、広告代理店(電通)がブースターの役割を担ってradikoが生まれてきたといえるのかもしれません。
ラジオ局側がイノベーションを起こしたわけではないので、局側にそれを展開する積極的なプランがなかなか生まれにくいのは事実。
しかも、今の状況では功の部分が金に替わる保証が具体的にありません。
罪の方は、色んな人がネガティブなニュアンスを込めて語られるので、局側はシュリンクするばかりです。
まさにradikoは今のところ同床異夢の世界。
護送船団的にどのラジオ局もハッピーハッピーというのは、もはや叶えられない望みなのかもしれません。


木村さん、最後にこう言っておられます。
来年の放送ビッグバンが起こることにより、又秋に行われるInterBEE2011は全く様変わりしたものになるだろう、と。
ちょっと期待してみてもいいのでしょうか。