フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

電波の力

さて、9月も今週で終わり。
ラジオ局は10月改編もほぼ形がついたようです。
とにかくギリギリまで決まらないことも多く、新しいタイムテーブルが公にされるのは改編当日なんてことも日常茶飯事。
せっかくウェブサイトがあるのだから、刻々と情報を載せればと思うのですが、事前に発表するのはご法度のよう。
ツイッターで一部情報をアップしている局もありますが、インターネットを使いきれていないのがラジオ局というエリート集団なのですから何ともはや。


さて、TFMさんのブログで次のような告知が。


ラジオだけじゃない!電波で何がしたいか、大募集。

TOKYO FMが着々と準備を進めている「マルチメディア放送」。いったいこれが何なのか、社内でも「?」という人がまだ多いのですが、実はこれ、(音声放送も予定していますが)ラジオではありません。もちろん、(映像放送も予定していますが)テレビでも、ありません。

じゃぁ、何ができるのか?

例えば、日本中の車に電波を降らせて、カーナビを一斉にアップデートする!
例えば、日本中の駅に信号を送って、電子看板デジタルサイネージ)を一斉に表示させる!
例えば、日本中の自動販売機にプログラムを送って、猛暑の日だけコーラを一斉値下げする!
例えば、日本中の電子書籍端末にデータを送って、通信費無料の電子フリーペーパーを創刊する!

そんなことができてしまうかもしれない、超多目的なブロードキャスティングサービスなのです。

しかしTOKYO FMはラジオ局。どうしても、放送ときくと、アタマの中が凝り固まってしまいます。
そこでTOKYO FMデジタルハリウッドは、次世代の放送「マルチメディア放送」を担う、今までにない表現手法や番組企画をクリエイトしてくれる才能を募集しています。

誰でもが電波を自由に利用できるというルールが生まれれば、発想は人々の中から次々に生まれてくると思いますが、従来のように電波が寡占化される傾向があればそこには限界が生まれてくるでしょう。
募集もいいですが、自由な利用が保証されるようにならないと、インターネットで十分という声と対抗できないかもしれません。
電波には電波の良さがあるわけで、まずそのあたりからアピールしてはどうなのかと思ってしまいます。
Ustreamは電波を使ってビジネスを展開している業界には脅威でしょうが、電波はやはり安定した情報インフラであることはUstreamユーザーとして実感しております。
コンテンツは同じでも、どちらが信頼できる情報インフラか?
ネックなのは使用料がネットと比べ高いということ。
価格がどこまで下げられるか、課題が多いのは皆さんもご承知の通りです。