フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

コミュニティFMの苦境

先日、かって私が面倒みていたスタッフが事務所を訪問。
あるコミュニティFMのDJなどをやっていたのだが、いつのまにかその局の役員になっていた。
彼曰く「新しいスポンサーなどを探しているのですが、ぜひお力添えを。」とのこと。
どの枠でもいいので、黒ネットで受けられるような番組ないですかと言われても、戸惑うばかり。
黒ネットねえ・・。
媒体としての魅力が今のコミュニティFMにどれだけあるのか。
コミュニティFM一局だけを相手にネットしろと言われても、そんな訴求力があると思えず。
いくつかのコミュニティFMを束ねて、一つのマーケットを形作る努力をしないと、今のままではねえと私。
無駄に番組制作する余裕はないんです、ボランティアも最近は減り気味で、と彼。
とにかく、何ができるか、ちょっと考えておくからと言って別れたのだが、さてどうしたものか。
このブログを始めたころは、コミュニティFMの関係者によるマーケティングが活性化する一助になればと思っていたのだが、最近はそういう動きもコミュニティFM側からはあまり感じられず。
焦りは感じておられるのだろうが、実際の行動に出ているのはサイマルとかインターネットTV(ユーストリーム等)とか。
しかも、そういう動きにも批判者は多いようだし。
マーケティングのために、コミュニティFM関係者はどんな努力をしておられるのか。
コミュニティFMが商業放送として成り立たないのなら、公的な存在価値をもっとアピールして、自治体からの助成金オーソライズすべきだと思うのだが。
コミュニティが育てるコミュニティFM
そのイメージングに力を入れないと、FM貝塚さんがいみじくもお書きになられている「地域の活性化のために町の元気を応援する放送局として地域に役立とう」と思っても、「経営基盤の見通しがつかない」結果になってしまうのではないかと危惧する次第である。
http://www.fmbc.tv/826message.htm
個人の力では、コミュニティFMの状況は如何ともしがたい、そんな声すら聞こえてきそうである。