フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

橋本治氏の言葉

私の備忘録に橋本治氏の言葉があった。


すべての文化は辺境からやってくる(生まれる)。
辺境はごみ捨て場みたいなものだ。


辺境は貧しい。
玉石混交でもあり、そこから宝石も生まれれば、ただの塵芥でもある。
新しく文化を作ろうとするものの、原点は貧しい。
貧しいがゆえに、可能性があると思う。
(橋本氏は、若者は貧しいものだ、だから意味があるというようなことを言う)
コミュニティFMという文化は、今の放送業界の延長上にはないと考えてもいいかもしれない。
コミュニティFMという文化は、辺境からやって来るのだ。
それゆえ、コミュニティFMを中心から考えてはいけない。
今ある放送局の範を絶対視してはいけない。
原点が貧しければ貧しいほど、コミュニティFMに可能性が生まれる。


さて、橋本氏はこうも語る。

自分というものが安定している時、人間は、自分自身の基準によっかかって安心している。
自分自身にまつわる物事が複雑になって、『自分一人の基準ではもう割り切れないな」と思ったとき、人間ははじめて、その充足している<内側>から出ようとする。
人間は、早い話蓑虫みたいなものかもしれない。
自分自身の基準に寄りかかっている間は、今の環境から脱皮できない。
比喩そのままだ。