フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオは簡単?

大阪のAMラジオの2大巨頭、ABCとMBSの朝ワイド・パーソナリティが対談という記事があった。
タイトルは「誰が止めるねん!? 道上洋三VS浜村淳」、毎朝聴取率No.1を争っている番組対決という様相もあったのだろう。
http://d.hatena.ne.jp/wakadoshi/20091123/p1
詳しくは、上記を読んでいただくことにして、コミュニティFMにも関係があるかなと思ったところを引用させてもらう。
いずれも浜村さんの言葉だ。
「ラジオは説得のメディアであり,百聞は一見にしかずだが,だからこそ,ラジオで喋って喋って語って語って説得して,やっと相手に納得してもらえる,そして相手に深く入り込めるのがラジオの魅力」
ラジオは習慣のメディアと言われているが、やはり毎日毎日その人の話を聞いていても飽きない、むしろもっと聞きたいという気持ちにさせるのは、この深い絆ゆえだろう。
コミュニティFMにも多くの語り手がおられるだろうが、どれだけの方が「ラジオは説得のメディア」だと思っていることだろう。
しつこく説得されれば鬱陶しいだけ。
たとえ説得するにしても、距離感がどれだけ保たれるか。
その距離感を知るものこそ、プロの喋り手なのだろう。
毎年、ラジオに出たいと思って応募してくる人は多いという話に浜村さんはこう答える。
「そこはやはりラジオの仕事が簡単だと思われているからだろう。たくさんの人が志望することと,やれるかやれないかは別問題」
ラジオは簡単、私でもできそうというのは形だけの話。
外から見れば同じでも、その中味が伝わるか伝わらないかは別問題。
話芸といえばそれで終わりだが、リスナーをつかむのは容易ではない。
そのあたり、放送を始めればスポンサーは自然につくという先入観と同じものを感じる。