赤か黒か

赤と黒といえばスタンダール。
ジュリアン・ソレルの数奇な運命を思い出すのだが、今日はそれとは関係ない。
私達のようなマネージメントを生業とするものの関心事、赤か黒か。
やっと決算値が出て、辛うじて黒字。
赤字になるかならないか微妙だったのだが、何とかカッコだけはついた。
それでも未来があるわけではない。
売上高は25％減である。
何だ、世の中の趨勢と同じではないか。
25％も営業収入を落として、黒字によくなったものである。
リストラの成果？いえ、早い話、役員報酬を減らしただけ。
首がしまる〜。
世の中、赤字だからダメで黒字だから優良というわけではない。
赤字でも、会社の中には悲壮感もなく、社員も余裕をもって働いているところもある。
黒字でも、資金繰りがうまくいかず倒産してしまうところもある。
今はキャッシュフロー会計を重視するところが多い。
借金も財産の一つというのはよく言ったものだ。
コミュニティＦＭ、7〜8割が赤字という話も聞くが、経営に行き詰るというところはそれほど多くないようだ。
キャッシュフロー的には、どこも出費をおさえ、どこからか金を調達するという形で運営されているのだろう。
ほとんどが営業外収入、なんて局もあるかもしれない。
赤でも黒でもそれがどうした！？


とにかく私的には、後は総会を開いて、税の申告をするだけです。