フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ホームページ・4

先日、ある局のインターネット担当の方と話す機会がありました。
その人の一番の悩みは、ウェブサイトのデザインを変えようとすると、決まって別のところからクレームが来るということでした。
私は○○を見ようと思っていつもここに来ているのに、この前の変更でわかりにくくなった、何とかしてくださいという類のものらしいです。
サイトにバナー広告を出しているクライアント筋からも色々とあるというのですが、確かに誰かの要望に応じてデザインを変更すれば、それによって不利益を感じるところから文句が出るのも仕方がないと思います。
インターネットとはそういうものだと割り切るしかないでしょう。
理想のホームページとはではどういうものかというと、結局ユーザーのニーズに合わせて画面を変化させることしかないのではと思います。
まず、ユーザー登録をしてもらい、その人の興味がないコンテンツは表示しないようにするのが一番でしょう。
で、そんな話を先ほどの方にすると、とてもそんな予算はない、個々のニーズに対応するシステムを作る費用など会社が出してくれるわけはないとのことでした。
そんなものかなと思いました。
じゃあ、何故ホームページをネットの中に置いているの?と聞き返したくなりました。
やはり、放送局にとって、ホームページはパンフレット的なものでいいのかもしれません。
可変的パンフレットというのでしょうか。
多分、一見さんへの紹介ページの域を超えないものという固定観念があるのかもしれません。
ウェブサイトを活用してユーザー(リスナー)を抱え込み、その場をクライアントに提供するぐらいの戦略はないのでしょうか。
ユーザー1万人を囲い込むことができれば、そこそこのネット広告費も期待できますし、ユーザー分析をすることによって新しいマーケティングに使えるでしょう。
どういうOSを使っているのか、ブラウザは何か、携帯電話だったらどんな機種か、などです。
私が関連する番組があるのですが、先日ある投票システムをサイトに用意し、放送で煽ったところ1日で4000アクセスを数えました。
1週間での投票総数は6000票でした。
これだけのデータがあれば、色んなリスナー像が見えてきます。
これが一日1万アクセス、ユニークユーザーも1ヶ月で1万人を越えれば、新しい商売の形も見えてくるような気がします。
私の中では、まだこの試みは端緒についたばかりですので、何が可能かを語ることはできませんが、来年の4月ぐらいまでには次のサイトビジネスにつながっていくような予感がしております。
ホームページをパンフレットの延長でしか見れなければ、次に生まれるものは限定的である。
とりあえず、今日の思いつきでした。