フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ホームページ・3

ホームページの話をするのは難しい、それが本音です。
とにかく、黎明期のような最先端の技術を集結することによって他のホームページとの差別化をはかるという方法論では、相手にされなくなったからです。
フラッシュなどを使ってやたらカッコつけたウェブサイトは、慣れたネットユーザーにとってはウザい以外の何者でもありません。
一目見て何が何だかわからない、確かにデザイン的には面白いのだが、そんなのユーザーにとってはどうでもいいのではと思うこともしばしばです。
ホームページを考えるにあたっては、ユーザーの属性が重要になると私はずっと思っています。
トライヤーなのか、ライトユーザー(リピーター)なのか、ヘビーユーザーなのか。
その3者に対応するべきホームページ(表紙)というのは存在しうるのか。
何かのポータルサイト的機能を持ったホームページなら、どんなユーザーでも最初に顔を出してもそれほど抵抗はないでしょう。
私はツールバーにホーム設定しているのはヤフーのサイトなのですが、とにかく毎日一度は覗いたとしても違和感はありません。
とにかく、毎日何かは更新されていますし、その更新された内容も私の興味をそそるものだからです。
放送局の人に時々自局のウェブサイトをホーム設定している人がいるのですが、私にはその人の気持がわかりません。
アイデンティティの確認をしているのでしょうか、オレはこの放送局の構成員だという。
しかし、毎回変わり映えのしないサイトを見て、何が面白いのでしょう。
ことほどさように放送局のサイト、ぶらっと寄ってみた人に興味を抱かせるようなものはあまり用意されていません。
デザインとかフラッシュムービーで一回はオッと思わせるかもしれませんが、それのリピーターは存在しなくなるはずです。(フラッシュムービーを高頻度で更新すれば別でしょうが)
とにかく、放送局のサイトは、あらかじめユーザーがある目的意識をもってこない限り、あまり面白いコンテンツはないと言えるでしょう。
それで良しとするのが、今の大多数の放送局のホームページだと思います。
放送局が必要だと思っているのが用意されていれば、ホームページはそれでよいのでしょう。
ユーザーが潜在的に思っていることなど、多分相手にするつもりはないようです。
でも、本当にそれでいいのでしょうか。
何のためにホームページを作っているのか。
そのホームページで放送局は何がやりたいのか。
そのあたりどんなものなのか、しばらく私なりに考えてみたいと思います。