フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

もっと、もっと

今日の日本経済新聞夕刊のコラムで、女優の浜美枝さんが「ラジオの可能性」について書いていた。


ラジオの一ファンとして、ラジオというメディアは聞き手のコミュニケーション・スキルをみがいてくれるものではないかと、思ったりもする。
声と言葉から聞き手が自由に創造力を羽ばたかせる・・・こんなに自由なメディアは他にはない。
文化放送NHKの「ラジオ深夜便」でコーナーを持っておられる浜さんだからこそ、実感されることなのだろう。
こうも書いておられる。
「このごろ、私のまわりでラジオ・ファンが少しずつ増えている。メディアが多極化する中にあって、ラジオは送り手と受け手との距離がとびきり近いからだろう。」
本当にラジオ・ファンが増えているのかどうかは何ともいえない。
ただ、かって青春時代にラジオを友としていた世代が、再びラジオに戻ってきているという実感はある。
若い世代は、さてどうなのだろう、増えているような印象は残念ながらない。
若い世代のニーズを送り手側(局側)が読めているようには思えないのだ。
ラジオからカリスマ性が消えたということかもしれない。
若い世代が、ラジオに対して「もっと、もっと」と叫んでいるようには見えない。
私にとってラジオは、「もっと、もっと」と叫ぶ対象だった。
番組が始まって、あっという間に終わってしまう、そんな青春の飢えと同居している存在だった。
「もっと、もっと」
その声をコミュニティFM関係者の皆さんはどれだけ聞こえているだろうか。




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