フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

デジタルラジオにまつわる話

あるFM局の技術担当の方がしみじみ言いました。
「マルチメディア局に未来などあるのだろうか。モバホ!の二の舞じゃないかな」と。
危惧するのは一点、一体だれがデジタルラジオを聞くのか?
技術はあってもニーズがない。
でも、今のアナログラジオがそのままデジタルラジオになるだけでは、総務省は気に入らないようです。
ラジオ業界に技術革新を促し、新しいビジネスを創り出そうというのでしょう。
イギリスの成功例だけで突っ走ったのは元々総務省だったのではないかと思うのです。
もはやラジオ業界はデジタルによるマルチメディアに変わらなければ生きていけないというのですが、果たしてそうでしょうか。
選択肢の一つとして、自由に選べるようにしておけば、そのうち誰かが創意工夫をして新しいメディアを生み出すかもしれないじゃないですか。
プロセスに一々国が口を出す必要はない、私はそう思うのです。
そんなことをするから、国と癒着している業界人しか電波を使えなくなるのです。
もっと電波を広く開放する方法を考えるべきではないか、ま、この議論は地方分権論争と似ていなくもないですけどね。
デジタルラジオについては、某局の経営者の方がこういわれました。
2011年秋には、デジタルラジオはスタートする。
来年には、そのための準備態勢を整えないといけない。
そのための投資費用、今から集めておく必要があるのだが、ラジオ業界が全体的に落ち込んでいるため苦慮している。
とにかくアナログとデジタル、どちらにも投資を続けるというのは無理。
どこかでアナログの電波を返上するぐらいの気持ちでいることが重要だ。
危機感が十分伝わってきましたが、私の感想はただ一つ。
返上されるのでしたら、私に下さい。
アナログラジオに未来がないとは、私は思っていませんけど・・・。
その人は私にこういいました。
ま、コミュニティFMでもやるつもりなら、勝手にやったら・・。
ちょっと複雑な気分です。