フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

ラジオの反応

川越のコミュニティFM「ラジオぽてと」、相変わらずの人気のようで、番組で放送したことに対して電話はかかってくるわ、メールは殺到するわ・・・。
と、ドラマでは進行しているようです。
そんな材料で、電話なんかかかってくるものか、メールなんか殺到するものかと思わないでもありませんが、できればそういうラジオ局になりたいとは思いますね。
でも、広域局でも、よほどリスナーにインセンティブを与える内容でなかったら、電話がかかってきたりメールが殺到したりすることはないような気がします。
ひょっとしたらテレビでも無理かも・・・。
例えば、広域局で「情報をお持ちの皆さん、ぜひご連絡ください。電話番号はこれこれ、ファックスはこれこれ、メールは・・」と言って、さあどれだけの反応があるだろうと待機。
でも、待てどくらせど電話はかかってこない、ファックスにも目立った反応はない、メールはいたずらばかり、なんてこともありそうです。
電話要員までスタンバイさせたのに、しかも都合の悪いことに関連のクライアントまで立ち会っている・・・。
個人的には、ラジオを使って反応を期待するというのは心臓に悪いというのが正直な感想です。
ラジオは基本的に瞬発性を持ちません。
望みの反応を期待して待つのではなく、予期せずして起こる反応を待つのが正解です。
ラジオショッピングなんか、慣れた方々でやられるならある程度の反応もとれるのですが、初心者のような方がやられると見るも無残な結果に。
高い金を出して生コマーシャルを流しても、反応ゼロなんて結果はざらにあります。
AIDMA(アイドマ)理論というのがありますが、つまるところ最後のA、アクションをリスナーに起こさせるのは意外と大変なのです。
途中までは何とかなりますが、アクション、すなわち購買行動に結びつけることは難しい。
「ラジオぽてと」へ電話をした人、メールを送ってくれた人、一体その人たちのアクションはどこから来たのでしょうか。
ま、大きなお世話でしょうが・・・。