フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

スポンサー(番外編)

スポンサーをつかみたいと思えば、放送局の賑わいを演出すること。
昨日言おうとしたことの一つがそれ。
賑わいの演出については、今までもちょくちょく書いてきたがその話は、またおいおいと。
で、それに関連したことを2006-05-16コミュニティFM・一つの形」で書いている。
久しぶりに自分でも読んで、今も納得してしまったので一部を省略して引用することにした。
また皆さんからのコメントやメールをお待ちしている。


コミュニティFMの一つの組織モデルを考えてみた。
基本は、繰り返し書くが、コミュニティFMは儲からないということを前提にすること。
毎月の売上で毎月の経費を賄おうとしないことだ。
必要な経費は、公共的な出費として自治体から得る。
これは、災害時の公共的な使命を果たすことを前提に予算化してもらう。
人件費は全体の管理を任された人(学校でいえば先生的立場)以外は、基本的に出さない。
制作スタッフはボランティア。
考え方としては、学校のクラブ活動と同じだと認識してもらう。
最初は素人同然かもしれないが、繰り返すうちにスキルは上がるはず。
番組が商品として成立するようになれば、スポンサーさがしを始めてもいい。
お金が余れば、スタッフに分配することもある。
スタッフは、スキルが上がればプロとして社会に出ればいい。
むしろ、そういう形でスタッフが入れ替わる方がコミュニティFMの活性化が図れるのでは。
私は、そういった組織を前提に、「波の数だけだきしめて放送局」を作りたい。
音楽がふんだんに流れ、コメントもクールで邪魔じゃない。
局舎の中では若者群像が展開し、あるものは卒業し、あるものは夢を求めて入ってくる。
目的は、おれたちの放送局を守り育てること。
プロをめざすものには、そのためのステップであること。
ラジオはインビジブルである。
だから、ビジブルな要素をできるだけ演出すること。
とにかく、それで人が集まり、賑わいが生まれるなら、コミュニティFMは地域の放送局としていつか自立するだろう。