フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

スポンサー・3

スポンサーとの付き合い方は難しい、そう思っておられるコミュニティFM関係者の方もおられるでしょう。
スポンサーとかクライアント、つまり顧客ですが、こういう方々との付き合い方を一番よく知っているのはお店をやっておられる商人の方でしょう。
特に高級な商品を販売されておられたりすると、顧客との上手な付き合い方は完璧かもしれません。
いわゆるそつのない対応、というのでしょうか。
私が営業の頃、SCの中でブティックを経営されていた方がおられました。
SCから出稿していただいていたので、それのフォローのつもりでお店にも顔を出していたのですが、その時何気なく自分が疑問に感じていたことを口に出してしまいました。
「あの〜お客さん、あまりおられないようなのですが、これが普通なのですか?」と。
その方は、ちょっとバカにしたような顔をして私にこう説明されました。
「私たちのお得意さんって、もう決まっているのよ。名簿ができあがっていて、私たちはいい商品が入れば電話して購入の意思を確認するだけでいいの。だから、このお店が賑わうかどうかは関係ないの。言うならばこの店は看板。一流のSCにのれんを出しているということが信用につながるわけ。ふりのお客さんは、もちろん大歓迎だけど別に無理して入ってほしいとおもっているわけじゃないのよ。」
へえ〜、そうなんですか。
もう20年ぐらい前の話ですから、今もそうかどうかは知りません。
早い話、デパートの外商と同じ感覚だったのでしょうね。
お得意さまには、基本的にこちらから出向く。
でも、お得意さまも、たまには街に遊びに来られることもあるわけで、その時にはぜひ店に寄っていただいて軽くご接待するなんてこともあるのだそうです。
確かに、お金持ちを相手にする商売というのは、私のような平民がイメージするのと微妙に違うというのが本当のようです。
私にとっては、ブティックの経営者がスポンサー。
経営者の方にとっては、金持ちのユーザーがそのままスポンサーというわけです。
FM局には、当時はまだ高級感というのがあったので、金持ちユーザーに訴求できるメディア=FM局だったのかもしれません。
今は、そんなイメージも薄れましたね。
コミュニティFM、さてどんなイメージをスポンサーの方に持たれているのでしょうか。
この話、しばらく続けます。