フロムさんの大きなお世話~コミュニティFM編

コミュニティFMについてラジオプロデューサー、フロムさんが色々語っています。

選挙

朝から都議会議員選挙の投票所へ行く。
今回の選挙は、国政選挙の試金石とやらで注目度も高い。
名簿の確認で少し並ぶ。
投票率が高くなるだろうという推測はできそうだ。
何しろ、しばらく投票用紙をもらうのに並んだ経験がなかったからだ。
気になるのは、投票に来ている人たちの年齢層が高いこと。
どうみても40代〜50代以上という人たちばかりだ。
20代とおぼしき若者の姿がほとんど見られない。
昨日、「久米宏 ラジオなんです」(TBSラジオ)で久米さんはこう言っていた。
「私は20歳になってから、一度も投票を欠かしたことがない。選挙がとても楽しく、投票した後、開票速報をビールを飲みながら夜遅くまで見るのが若い頃から大好きだった」と言っていた。
久米さんの気持ちは私にもよくわかる。
選挙を一つのお祭りと考えれば、それに参加することはきっと参加しないより楽しいに違いない。
でも、今の若い人にはそんな楽しみには興味を持てないのかもしれない。
選挙は祭りだ、参加しないととは思わないのだろう。
国会議員なんて誰がやっても同じ。
総理大臣なんて誰がやっても同じ。
しらけているというより、社会生活をさぼっていると言うべきかも。
それで、自分たちが年取っても年金もらえない、なら払う必要もないという短絡的な思考が生まれるのだろう。
例え今の社会を認めなくても、そこで行われていることには参加する方がいい。
サッカーのワールドカップにはあれほど熱狂する若者が、選挙になると何故かしらけるのは何故なのだろうか。
前の衆議院選挙、小泉首相郵政民営化是か非かで大いなる祭りを仕掛けてきた。
ホリエモンをはじめ、若い世代がつかの間熱狂したかのように見えたが、今や又々シラケの世界へ逆戻り。
今度は、政権交代是か非かというフレーズで祭りが仕掛けられている。
はたしてそこに若者の姿がどれだけ見られるようになるのだろう。
麻生首相が見苦しく解散を遅らせば遅らせるほど、若者のシラケは増してくるような気がする。
そうした方が、政府にとっては好都合なのかどうか。
かけひき優先の政治の世界は、市井のものにはわからないことが多すぎる。